- 久保田 正広
- 株式会社 FPバンク 代表取締役
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
私は東京都に住む会社員のHと申します。
5年前にローンを組んだ時は難なく組めました。しかも、住宅業者さんがほとんど手続きしてくれたので、訳もわからず大量の書類にサインしたことしか覚えてません。
私がその住宅ローンを借り換えしようと思ったのは、ある雑誌の記事がきっかけでした。金利が下がっているので借り換えのチャンスだということです。
早速資料を集めて検討したところ、かなりメリットが出そうだという事が次第に見えてきました。ところが、ふたを開けてみるとなんと審査に落ちてしまったのです。
「え、なんで?」とびっくりしたのですが、銀行は落ちた理由を一切教えてくれま
せんでした。年収もそこそこあるし、全く理由がわからないといった感じです。
納得がいかないと思い、銀行の担当者に食い下がった所、ようやくこっそりと教えてくれました。
「Hさん、昨年1度返済が遅れていますね。」
「え!」何かとても硬いものでガツンと殴られたような感じでした。よくよく通帳をみてみると、昨年1度たまたま残高不足で返済の引き落としがわずか3日だけ遅れたことがわかりました。たった1度、しかもそんな些細な事で審査があっさり落ちるんですか?と銀行担当者に問い返したのですが、こと既に遅し、あとの祭りでした。
返済が遅れることを延滞と言いますが、銀行はこの延滞が3カ月続くと債権回収に動きます。Hさんの場合、わずか3日だけなので、銀行から催促を受ける間もなく返済になっています。しかし、延滞の事実はたった1日でも個人信用情報機関に登録されてしまいますので、当面消すことはできません。この事実だけはどうしても残ってしまいます。よく給与振込口座とローンの返済用口座が違う場合に起こりがちなので注意が必要です。従って、住宅ローンの返済口座は必ず給与口座と同じにして、かつ給与振込の日の直後に返済日がくるようにするのがベターです。
さて、今回はうっかり忘れたことが、大ごとになってしまった例についてお伝えして参りました。本当に返済するのが困難な場合はともかく、このようなケアレスミスでも審査に重大な影響を及ぼす事例です。
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