住宅ローン：意外な「くせ者」

くせ者！？

前回の事例は固定金利期間選択型と金利の当初優遇、この二つが組み合わさると悪さをする「くせ者」に変身するという話です。今回はその「くせ者」について簡単に解説しておきます。

まず金利タイプとは次の３種類

Ａ：全期間固定金利型

Ｂ：変動金利型

Ｃ：固定金利期間選択型

ＡとＢについての説明は今回割愛します。

さてＣの固定金利期間選択型ですが、当初○年間だけ金利を固定するという仕組みです。

例えば３年固定であれば３年間は金利が変わらず、固定期間が終了した所でその時の市場金利に応じて再び何年固定（もしくは変動）にするのかを選択します。つまり事実上の変動金利と言えます。

次に金利優遇の方法について見てみましょう

次の３つに分けられます。

「店頭金利」

「全期間優遇金利」

「当初優遇金利」

全期間優遇に比べて当初優遇の優遇幅が大きくなる傾向があります。そして、この当初優遇金利が固定金利期間選択型とセットで提供され、固定期間の終了とともに優遇も終了するという場合がよくあります。前回の事例もそのケースです。

そもそもこの優遇は誰が受けられるのでしょうか？これは、期間限定のキャンペーンや職業、収入や頭金など安全性の高い方を優遇するケースもあります。

いかがですか、ご理解頂けましたでしょうか？

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