
- 楯岡 悟朗
- きねや不動産株式会社 営業主任
- 東京都
- 不動産コンサルタント
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
不動産仲介の営業マンは、
お客さんが希望すれば借入限度額ギリギリの物件も紹介します。
「条件の合う物件を紹介して購入のお手伝いをする」
という仲介の業務内容からすると、
決して間違っているとは思いません。
「月々の返済がいくらになるのか?」
「現在の収入で、無理なく返済を続けていくのが可能なのか?」
とファイナンス面をアドバイスするのは、
出過ぎた真似だったのかもしれません。
営業マンも、
「買う」
と言っている人の、
購入意欲をそぐようなことは言わないはずです。
しかし、今後この方面の知識は、
不動産業者に求められる要素になってくるはずです。
不動産購入というのは、
結婚や出産と同じように人生の一大イベントです。
その大事なイベントを、
「買えるから」
「お金を借りられるから」
という理由だけで行ってしまって良いのでしょうか?
「現在の年収でどの位の物件が買えるか?」
がお客さんの知りたい大きなポイントで、
それに合った物件を紹介するのが、
今までの不動産業者の仕事でした。
しかし今後は、
「現在の生活状況で、無理なく買える物件価格はいくらか?」
と、いわゆるライフプランニングが大きなウェイトを占めるようなります。
これからの不動産業者は、
「購入計画の延長線上のライフプランニング」
ではなく、まったく逆。つまり
「ライフプランニングの延長線上にある購入計画」
を提案していく時代になるんじゃないかと思います。
今までの物件を紹介していれば仕事になった、
物件紹介マシーンをしているだけでは、
あっという間に淘汰されてしまいます。
色々な会社の保険商品を扱う総合保険代理店という形で、
ファイナンシャルプランナーが活躍し始めていますが、
今後は不動産業務を扱う所も出てくるかもしれません。
そうなっても困らないように、
不動産業者はより一層の知識習得に励まないといけませんね。
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