- 小川 勇人
- 小川の家 代表取締役
- 長崎県
- 建築プロデューサー
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
先日、熊本まで田園地帯を車で走っていた時のこと。
古い農家の屋根に最新の太陽光発電設備が※太陽熱温水器ではない
「お金の使い方、間違っとるでしょ」
なぜならばその住宅、一見して、耐震・耐風強度、ない。
つまり、相当、老朽化しているわけです。
古い家屋で、住宅設備に300万円使うなら、
太陽光投資より、耐震補強でしょう。
これは何を象徴しているかというと
「家族の生命財産より、目先の銭(電気代)」です
ましてや、屋根にさらに重い太陽光設備を乗せ、
地震台風に対して、より危険側にするなんて、
「家族の生命財産、犠牲にします」と宣言している。
しかも、太陽光発電乗せたって、電気代はお得にはならない。
「錯覚」といいますか。冷静に自分で試算したらすぐに判明します。
光熱費が安くなるのではなく、電気代を300万円、うん十年分先払いするだけです。
(まだ使っていもいないのに、、、)
豪華なシャンデリアが好きな人がいるように
太陽光発電設備が好きな人には、よいと思います。
しかし、電気代という「損得」基準で、ましてや住宅ローンがあり、
かつ借金してまで設備投資する必要性が私には生じない。
故に、住宅ローンを前提とした子育て家族に私が太陽光を勧めることはない※太陽熱利用は、ある。
太陽の恵みを活用するのは賛成です。
しかし、その家族の資金事情、気象条件、景観、維持費など総合的に検討し、判断する必要がある。
太陽光発電についての、私の見解はまたの機会にまとめます。
付記:
合法的シックハウス(マンション、戸建て)、シックスクールで有害化学物質を24時間365日確実に子どもに吸わせながら、「子どもの命がなにより大切」とのたまう社会現象に、少々うんざりしている今日この頃です。
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