- 石橋 大右
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
- 大阪府
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
インフレ(インフレーション)が進行すると、物価が高くなります。実はモノの価格が高くなっているのではなく、貨幣の相対的な価値が低くなることで物価が高くなっているように見えるのがインフレの正体です。日本はまだまだこれからがインフレの本番だと思いますが、アメリカやヨーロッパではすでにかなりのインフレが進行しています。アメリカやハワイに行くと「ラーメンが1杯5000円」なんて話を聞いたことはありませんか?これも強いインフレによる影響です。アメリカはインフレが鎮静化してきているので、すでに利下げ局面に入っていますが、日本のインフレは引き続きジワジワと進行中です。
インフレになると、現物資産を持っているほうが有利になります。その代表格が、金(ゴールド)や不動産、株式などでしょう。インフレになるとこれらの資産の価格が上昇するので、現金で資産を持っているよりも有利になります。特に売ったり買ったりしなくても、これらの現物資産を持っているだけで相対的な価値が上昇するので、インフレ対策になるというわけです。
そんなインフレ対策として、私がさらにおすすめしたいのが太陽光発電投資です。その理由は、2つあります。
1つめの理由は、太陽光発電所が現物資産であるという点です。一般的に太陽光発電所は他の用途のないような土地を活用するケースが多いので郊外や田園地帯などにあることが多いのですが、そんな土地であっても「稼ぐ資産」になれば不動産としての価値を持つようになります。
インフレになれば、「稼ぐ資産」である太陽光発電所はアパートやマンション物件と同様に資産価値が高まり、売却益を狙うことも可能になります。
2つめの理由は、太陽光発電特有のメリットです。太陽光発電投資では電力が商品です。需要家や電力会社に電力を売って利益を上げるわけですが、その電力の価格もインフレになると上昇します。すでに電気代は上昇し続けていますが、この要因にもインフレが関わっています。
インフレ対策に不動産投資を推奨する論調は、多く見られます。もちろんそれは正解ですが、私はそれよりもさらに付加価値のある太陽光発電投資にも目を向けてほしいなと思います。不動産投資には入居者というお客さんが必要ですが、太陽光発電投資はお客さんを探さなくても太陽が照っている限り利益を生むのですから。
インフレになると、現金資産の価値が目減りします。日本人は貯金が大好きで現金を預けておくことで安心を得ようとしますが、実はそれって全然安心じゃないんです。攻めて株式や投資信託などで運用していればインフレ負けしないのですが、何らかの対策をしておかないと、せっせと働いて貯めたお金を失ってしまうことにもなりかねません。
日本の将来のためにも、今からできることを始めていきましょう。
このコラムの執筆専門家
- 石橋 大右
- (大阪府 / 住宅設備コーディネーター)
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
太陽光発電とオール電化を追及するプロフェッショナル
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