
- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
皆さん、こんにちは。今日のタイトルは少し刺激的なものかもしれません。「『自己PRは結論から書け』と、何かの講座で教わりました。」こんな学生さんの声をよく耳にします。そのこと自体が間違いだとは思いません。結論から先に言ったり書いたりすることは相手に伝えるうえで必要なことでしょう。
就職活動にたいするノウハウというのは、色んな専門家が色々な方法論を様々な場所で紹介、お伝えしています。しかし「これ」と言った答えを見つけるのが難しい就職活動で方法論を限定して学生の皆さんにお伝えするのはどうか?と常に思っています。だから皆さんにはうわべの方法論ではなく、本質を考えた自分なりの方法で就活を進められるようお伝えしてゆきたいのです。
しかし、こういった呪縛にとらわれている学生さんが多くいるのです。「結論から書かなければならないから、私は継続力がある、と書き出しました。」「企業に気に入ってもらえるからタイトルは積極性かな。」といったもの。その後の文章を読んでみると内容はタイトルと結びつかない内容が書かれていることが、なんと多いことでしょう。これでは「説得力」はありません。(第2回で説得力が大切だとお伝えしました)
あなたが本当に言いたいこと、伝えたい自分は?と質問すると冒頭の結論とは全く違うものが出てくるケースも多くあります。ポイントは自己PRとは文章力を評価するものではなく「いかにあなたのことが、採用側に伝わるか」それが目的です。事実をより具体的に、そのときの気持ちなども含めて書いてみてください。きれいで、整っている必要はありません。無骨でも不器用でもいい。あなた自身をぶつけてみてください。
ただし言いたいこと(ネタ)は出来るだけ少なく(理想はひとつ)すること。あれも伝えたい、これも言っておかなければというのは自分視点なのです。相手視点を忘れて「伝わらない」書類を書く方が非常に多いのも現実です。あなたが伝えたいネタをボールに例えればボールを10個いっぺんに投げられた相手の反応はどうでしょう?「気持ちはわかるけどそんなに沢山いっぺんに投げられても取りきれないよ」ではないですか?1個のボールを丁寧に投げる。これも大切なコミュニケーション能力かもしれません。
次回は新卒の就職活動における「資格」について考えます。みなさん、就職活動において資格は重要でしょうか?バイトや部活で新人に教えるとき、経験者を教えるのと未経験者を教えるのと、それぞれどんなメリットとデメリットがあるのか次回までに考えてみてください。
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