- 阿妻 靖史
- パーソナルコーチ
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる 1
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恋愛セラピストあづまです。
マリッジブルーというと、女性がなるもの、というイメージがありますが、ではなぜ、女性がなることが多いのでしょうか?男性はマリッジブルーにはならないのでしょうか。
その答えを探るには、男性と女性の結婚に対するプロセスの違いを考えておく必要があります。
多くのカップルでは、男性がプロポーズしますね、そして、女性がそれを受けるという形。
もちろん、うまく行くカップルでは、正式にプロポーズする前に、お互いに「ずっと一緒にいたいね」といった、暗黙の意思の確認がなされていることも多いわけですが、それでも、この手順がとても重要な意味を持っているのです。
実は、結婚というのはそれなりに覚悟が必要なイベントです。
経済的な利害関係も密になりますし、結婚しても自分の幸せは自分の責任という考えが大事、とはいうものの、自分の幸せをしっかり考えた結果やはり離婚だという話になった場合、やはり精神的経済的負担は非常に大きいものです。
ですから、この人で本当にいいのか、そうやって悩むことは、自然なことですし、その悩みを乗りこえる過程で人間的にも成長するものです。
まあきっと、色々あるだろうけど、ベストを尽くして、この相手と一緒に頑張っていこう、そういう気持ちになる(腹をくくる)ことを心理学的には「コミットメント」なんて表現したりしますが、そのような「覚悟(コミットメント)」が、結婚には必要なのです。
その「コミットメント」をするタイミングは、男女で違っています。
男性からプロポーズすることが多いですから、男性は、プロポーズの前にコミットメントしているわけです。
一方、女性は、彼氏からプロポーズされてから、迷い、悩み、そして覚悟を決めていくわけです。その期間に気持ちが不安定になることを、一般的に「マリッジブルー」と呼びます。
男性にとって、女性のマリッジブルーに相当するものは、
「プロポーズする前に迷う時期」
ということになるわけです。
この時期はまだ結婚を決めていないですから、マリッジブルーと呼ばれることはありませんし、女性の側も、彼が女性で言えばマリッジブルーに相当する状態になっているとは全く思っていないですね。
むしろ、女性には出産のタイムリミットがあるのに、男性はそれがないから気楽だ、ぐらいに世間では思われていることが多いようです。
そういう要素も、もちろんあると思いますが、男性は自分が根っこに持っている気持ちに気づくことが、女性よりも苦手ですから、本人も気楽に考えていると勘違いしていて、でも実際は、マリッジブルー的な状態になっているということは、起こりうることなのです。
「男のマリッジブルーは、プロポーズ前にやってくる2」に続きます。
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