- 廣部 剛司
- 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
震災の前日 3/10、『Villa SSK』の配筋検査でした。
この建築は特殊工法ですが基本的には木造なので
基礎部分がRC造になります。
ここでは、基礎の部分からRCで作った方が良い部分を
立ち上げています。
この写真に写っているところもその一つ。
室内から連続して海へと繋がるように「水盤」をつくります。
これは、周辺のレベルを事務所で実測して
断面検討を繰り返しながら決めた部分。
鉄筋の状態で海まで<つながる>ことが現地で確認できました。
赤い上着はエスフォルムの大内彰さん
私の設計した仕事では処女作以外すべての構造設計を手掛けられています。
検査中は厳しい(!)ですが、普段は穏やかな方です。
記事を書きつつ、もうこの時の日本には戻れないのだな…と。
されど、いま自分が出来ることを、やります。
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