No.126 GLOBAL。世界が認める包丁のコンセプト設計とは? - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント
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No.126 GLOBAL。世界が認める包丁のコンセプト設計とは?

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ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

テーマ:GLOBALに学ぶ、世界が認める包丁のコンセプト設計とは?
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  2010.04.10
 “選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン

企業ブランド戦略の成功と秘密~知らないことが失敗を生む

:::::::::::::::::::::::: 第0126号  アイディーテンジャパン 発行
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

日本が世界に誇る商品は数多くありますが、
本日のブランディングニュースでご紹介する商品もその一つ。

それは・・・包丁です。

包丁といってもただの包丁ではありません。
一言でいうと・・・・かっこいい。
見た目でまず魅了されてしまいます。

料理している人のセンスを体現化し、
その料理へのこだわりをますます納得させる包丁です。

その包丁とは「GLOBAL(グローバル)」。

特別なプレゼンにも選ばれるこのGLOBALの包丁は
実は発売されてもう27年になるんです。


本日は、弊社 澤田且成が
アイデンティティ構築の視点からGLOBALの事例を通して
人の心を魅了するモノづくりのコンセプト設計について
お話させていただきます。

GLOBAL(グローバル)
http://www.yoshikin.co.jp/j/products/global/list_global_g.html

*        *        *

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<本日の内容>
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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
GLOBALに学ぶ、世界が認める包丁のコンセプト設計とは?

[2]  編集後記

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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
GLOBALに学ぶ、世界が認める包丁のコンセプト設計とは?
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■ 日本が生んだ世界が認めた包丁

一度見たら忘れられないデザインの包丁。
それがGLOBALの包丁です。

一見すると、
海外のデザイナーズ包丁かと思ったら
実は新潟県にあるYOSHIKINこと吉田金属工業の商品なんです。

GLOBALが世に発表されたのは1983年。
今から27年も前のこと。

YOSHIKINはステンレス加工の高い技術を持っており
その技術に審美性の高いデザイン性を融合していったのです。

YOSHIKINが設定したGLOBALのコンセプトは
「イタリアのデザイン、ドイツの堅牢、日本の精密、
この3要素を併せ持つ製品」

しかもこの3つがトップレベルで融合することが命題として掲げられ、
1978年に開発がスタートしました。

YOSHIKINが培ってきたノウハウとアイデア、そして、
プロダクトデザイナーの山田耕民氏との
コラボレーションによって考え出されたのが
「刀から柄までオールステンレス一体構造の包丁」
というまったく新しいタイプの包丁だったのです。


発表時から瞬く間に世界中で大きな注目を集めると同時に、
「ステンレス一体構造包丁」という新しい市場を生み出し
世界の包丁業界に革命を起こしました。

その後、逆輸入のようなカタチで
国内でも評判が高まり知名度も上がっていきました。

これまで、
・1992年オランダ・コックギルド(料理人同業者組合)賞受賞
・2001年通産省選定グッドデザイン賞受賞
・2001年デザインプラス賞受賞 等々
そして、インターナショナルデザイン年鑑1990/91年度号に掲載されるなど
その評価は数知れません!


新潟県の地場産業である洋食器メーカーが
世界中から高い評価を受ける商品を創り出すことができたのはなぜか?

私はその理由として
商品開発時に設定したコンセプトにあると考えています。

続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/node/231

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