- 清水 健太郎
- ライフクリエイション 代表
- 埼玉県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
皆さんがもし、就職活動の行動に妨げとなっていることがあるとすれば、それはどんな壁(ブロック)でしょう。今日はそのブロックが取り払われたことで、逆に就活にスイッチが入った学生さんの例をお話しましょう。
ある女子学生さんは「資格がないと履歴書で生き残れない」「面接ではドアの閉め方などを中心に見られる」ということが壁になって、どうしても就職活動に踏み出せずにいました。
話を聞くと彼女は飲食店でアルバイトをしていて、とても積極的に業務をこなしていることがわかり、話の節々にやるだけやってみようという思い切りの良さを私は感じていました。彼女のブロック(壁)になっていることを取り外すため、まずは「資格がないと履歴書で生き残れない」ということについて考えるヒントを投げかけました。
「会社はなぜ新卒(新人)を採用するのだと思う?例えば○○さんはアルバイト先で新しく入って来た人の指導をしたことはある?」
「あります」
「じゃあそのときに、飲食店で働いた経験がない人と、経験がある人では、教えるときに何か違いがある?」
「あります!未経験な人は素直に聞いてくれて、なんでも吸収しようと一生懸命聞いてくれる人が多いです。でも経験者は教えればすぐにわかるのですが、経験がある分自分のやり方を主張し教えにくいことがありました。」
「そうなんだね。でもそのことが採用の現場にも言えるんだよ。未経験者が新卒で、経験者が中途。企業は自分たちのやり方や考え方を一から教えたいと思うから新卒(新人)を採用したいんだよ。それなのに資格って重視されることかな?」
「あっ、そうか。そうなんですね!」
彼女のブロック(壁)はここで劇的に吹き飛ぶことになった。彼女の中で大きな気づきが生まれたのだろう。そしてスイッチが入った。さらに私はたたみかける。
「今のその笑顔やリラックスした自然体な会話を面接でもやったらいいのに」
「それでいいんですか?笑っていいんですか?面接ってもっと硬いものだとおもっていました。」
その後彼女は知人から勧められたけどやめようと思っていたボランティアも積極的にやることに決心する。アルバイトなどの自分自身の経験が仕事に繋がることや面接で話せるネタにつながることを理解したからである。こうなればもう何も言うことは無い。完全にスイッチの入った彼女は史上最大の就職難のこの時代に2社から内定を得て、自分の納得した会社に入社することを決めた。
たった一つのブロックを破り、スイッチが入ったことがきっかけで。
みなさんもご自分の行動をブロックしていることが何かを知り、自分にスイッチを入れてみませんか?
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