ベル麻痺(顔面神経麻痺)とは、顔面の筋の運動を司る顔面神経の麻痺による運動障害を言います。
症状は、顔面の筋の脱力により、顔面の片側が垂れ下がったようになり、平坦な無表情になります。
顔面神経は、まぶたを閉じる神経でもあるので、片方のまぶたが閉じなくなったり、涙の産生を阻害することもあります。
そのため目の乾きや、それによる目の痛みも訴えることがあります。
その他、舌の前方3分の2の味覚の障害や、また耳では、鼓膜を伸展させる筋肉が麻痺するために、音が異常に大きく聞こえる聴覚過敏も起こります。
比較的予後は良好で、ほとんどの人が1〜2カ月以内に自然治癒しますが、顔面麻痺が残ることもあります。
また後遺症として、口を閉じると眼が一緒に閉じたり、熱いものや冷たいものを食べた時に涙が出たりする異常連合運動が起こることもあります。
原因は不明で、いくつかの可能性があり、内耳の感染症やヘルペスのような感染によるもの、アレルギー、浮腫による圧迫によるものが考えられています。
次回、カイロプラクティックのベル麻痺(顔面神経麻痺)に対する効果と可能性をご紹介しましょう。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
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「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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