- 林 秀成
- 上席プロデューサー
- 福岡県
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
日本中猛暑!毎日のように熱中症のニュースが報じられています。
先日も相談メールのなかに「いま住んでいる家は室内が38度」と書いてありました。今後ますます温暖化が進んでいくことは間違いないですね。
元々日本の家づくりでは高温多湿の夏対策に重きが置かれてきました。窓を大きくとり、それも通風を得る目的で家中そこかしこに窓。また縁側を配置して窓を開け放つと内と外との区別がつかないほど開放的になるのは旧来からの日本の家の特徴です。
軒や庇で日射を遮り、風通しをよくして暑さを和らげる工夫は今でも十分に役立つ日本人の知恵。その知恵を生かすためにも冷房機器だけではなく家の基本性能から見直すことが必要になるでしょう。
夏の冷房時に家全体に入ってくる熱のうち窓やドアといった開口部からのものが7割以上といわれています。多くの方がその断熱性能に関心をもつ外壁や屋根から出入りする熱は2割程度ですから窓への対策がいかに重要であるかがよくわかると思います。
新築計画では窓の「断熱」と「遮熱」について専門家に相談しながら進めていきましょう。
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