わたしは電磁波過敏症や化学物質過敏症という方は、VDT症候群や光・音過敏などの方を含め心身ストレス反応としての神経過敏のカテゴリーに入るのではないかと考察しています。
免疫過剰反応を例にあげると、花粉、ダニ、自己体内のタンパク質を異物(抗原)と錯覚(抗体を作る)して攻撃することでアレルギー症状やリウマチ膠原病のような関節炎や筋痛症状が多発性に出現いたします。
よって過敏症のケースは間脳にある視床下部が通常、ウイルスなどの外敵に攻撃指令する監視機構の役割ですがより高度セキリュティソフトによって強化されている状態と似ているのではないでしょうか・・・
なお人間の場合、緊急の防御反応はくしゃみ・発熱・鼻汁・流涙といった形で出現してしまいます。
ですから免疫反応過剰や過敏症の方は24時間、戦闘モードのスイッチがONになっている可能性が考えられます。
しかし電磁波・化学物質などの場合は長期的に体内に被曝や蓄積または混入すると過敏症でない方でも脳に悪影響を受け、氣が停滞し頭痛・肩こり・睡眠障害・神経過敏などの初期自覚症状から新型うつ病のような気分障害、そして慢性疲労症候群・筋筋膜性疼痛症候群・線維筋痛症のような慢性疼痛かつ難病に移行しやすくするのではないかとわたしは推測しています。
そして社会的問題なのは現代人がこのような状況で多彩な不定愁訴で苦しんでいても、まさか電磁波や化学物質(食品添加物・農薬・環境ホルモンなど)による仕業、もしくは関与していると思っている方が非常に少ないということです。
また重金属ではアルミ二ウム・カドミウム・水銀も歯科治療や食物などを通じて体内へ蓄積されることも考えられます。
いずれにせよ、今後もこの分野の研究に注目していきたいと思います。
参考関連記事
http://www.shikisai-chiryou.jp/
http://www.yokouchi.or.jp/home.htm
このコラムの執筆専門家
- 岩崎 治之
- (東京都 / 柔道整復師)
- いわさき痛みの整骨院 院長
痛みとストレスをテーマに心と身体にやさしい治療をめざします
わたしは物理工学の分野である「波長」や「周波数」「共鳴振動」を治療技術に応用し、複合ストレス=「氣」の停滞が原因とされる未病(微小循環障害または末梢血行障害)に対してQOLを重視した全人的かつ人間主義の統合的治療を展開しています。
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