ノンエアコン省エネ住宅の秘密・その5 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

宮原 謙治
霧島住宅株式会社 
工務店

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対象:住宅設計・構造

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ノンエアコン省エネ住宅の秘密・その5

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風通しの良いノンエアコン省エネ住宅自然通気工法の家
■床下の構造

床下が湿気るから、
 床下換気扇を付けたい、炭を敷きたい、などの相談がありますが、基本的には、ノウです。

 床下が湿気るにはその原因をはっきりさせることがまず先決だからです。

 床下が湿気る原因はひとつです。

床下面が床下周りの地面(GL面)より低いからです。
大気圧は、床下面もGL面も同じですから、水は高いとこから低い方に流れるように、床下面に湿気は流れ込むことになります。(サイホンの原理)

だから、床下面をGL面より150mm高くすれば、湿気ないことになリます。

 ところが、神戸の震災を契機に耐震性向上が言われだし、最近はベタ基礎という工法が多くなりました。

 ところが、床下の湿気の原理が横に置かれてしまい、床下が湿気ないように、ビニールシートを床下コンクリートの下に敷いて、地中の湿気(水分)を、抑えるという構造になりました。
 
コンクリートとビニールシートの接面には水玉(結露)が出来ていないのかな〜。