- 松尾 琢磨
- 株式会社エヌ・プランニング 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
不動産を担保に利用するローンが存在します。ローン商品は数え切れないほどあります。どんな借り方をするか、何に使うかで貸し付け条件も違います。中でも不動産担保ローンはより多くの金額を、まとめて借り入れしたいときとても便利です。
資産として所持している家屋や土地などの不動産を担保にしてお金を借りるものが不動産担保ローンです。融資の際に担保を用意しないローンもありますが、こちらは金利が高く短期の融資になりがちです。住宅ローンや教育ローンと違い、用途も自由なのでどんな理由でもお金を融資してもらうことができます。融資可能な金額は不動産担保ローンでどれほどの価値のある不動産を担保にするかで違いますが、多い時は1億円にも昇る借り入れができる場合もあるといいます。
返済時につく利息は、5%~10%くらいが不動産担保ローンの典型例です。クレジットなど他の無担保、無条件のローンと比べるとかなり低く返済はよりラクになります。不動産担保ローンは、契約の際に不動産を担保に入れることになるので、万一返済が不能になった場合は不動産は競売にかけられてしまいます。担保には質権、抵当権、根抵当権など種類があり、内容がそれぞれ異なります。後のトラブルの原因にならないよう、不動産担保ローンでは条件をしっかり把握してから契約をしましょう。
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