現場での設備打合せ 二回目 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

各務 謙司
カガミ建築計画 建築家
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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現場での設備打合せ 二回目

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マンションリフォーム 千代田区のマンションリフォーム
千代田区の''高級マンションリフォーム''工事は
解体工事がひと段落し、設備の取り合いを打合せしてきました。

架橋ポリ管 


先週の現場での設備関係の打合せで、
大枠のルートや考え方を確認してきたのですが、
やはり細かい取り合い部分で、思ったような工事が出来なかったり、
建築や家具工事とのすり合せが上手く行かない箇所が出てきたので、
それらの解決の為に現場に行ってきました。

梁下に5センチの隙間が見えたので、
そこに給水・給湯管通す予定だったのですが、
実は天井に段差があり、隙間が3センチほどしかないことが
解体後に判明致しました。

3センチでは給水管は通らないので、
現場で設備屋さんと確認したところ、
新たに作るトイレの壁の上部に
5センチの隙間が発生することが判り、
そこを架橋ポリ管にて通して貰うことにしました。

架橋ポリエチレンとは、従来は鎖上のポリエチレンの分子構造を、
立体的な網目の分子構造に変えたもので、
それを管にした架橋ポリ管は、強度・耐食性共に優れ、
劣化がしにくく、''温度の変化''にも対応し、
かつ柔らかく工事に適しているという特製があります。
値段が高いことだけがデメリットだそうです)

内装の変更に対応し、配管ルートも変更


造作家具の一部が変更になったことで、
ファンコイルユニットの冷媒管を隠すことが出来なくなったので、
その代替ルートも検討してきました。

このマンションはコンクリートスラブの上に、
シンダーコンクリートを打設しており、
その中に各種配管を埋設している構成になっています。

シンダーコンクリートは構造的な要素ではないので、
部分的に削って、埋設された管を見つけ出して、
ルートを変更する必要がありました。

リビングに予定していたカウンター家具が中止になったので、
その部分もシンダーコンをハツッてルートを確保することになりました。



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