- 森本 直人
- 森本FP事務所 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
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対象:家計・ライフプラン
という方向でまとまったようです。
一連の子育て支援策については、
バラマキという批判はあるものの、
とにかくこれに賭けてみようということで、
政権交代が行われましたので、
あとから、ハシゴをはずすようなことになれば、
揉め事になっていたでしょう。
個人的には、今は、若年層に貯蓄が少なく、
高齢層に貯蓄が集中しているため、この対策には、
そのギャップを埋める効果もあるのではないかと見ています。
具体的には、世代別の1世帯あたりの貯蓄残高の平均は、
30歳未満の278万円、30代の640万円に対し、60歳以上は、
2019万円となっています。しかも、30代以下の世代は、
負債が貯蓄を上回る「負債超過」の状態です。
出所:平成20年家計調査年報(貯蓄・負債編)
このため、お金がないので、結婚もできない、子供も持てない
という20代、30代が増えているものとみられます。
あとは、本当にこの対策の財源を確保できるのかです。
もし財源確保のために国債を増発することになれば、
長期金利が、少しずつ上昇していくシナリオも考えられます。
特に、住宅ローンを変動金利で組んでいる方は、
このシナリオに注意が必要です。
勘違いされている方もいますが、変動金利が上昇すると、
固定金利はもっと上昇しますので、
気付いた時には、もう手遅れということもありえます。
場合によっては、早めに固定金利に借り換える
という選択もありえるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
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