木造2階建てを建てる場合の地盤調査について - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

安藤 美樹
有限会社安藤美樹建築事務所  取締役
東京都
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

木造2階建てを建てる場合の地盤調査について

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
日々の設計より
2009/10/1より

特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保などに関する法律(略して、瑕疵担保履行法)が始まっています。

現在、工事中に木造2階建ては、この法律に基ずく必要があります。

木造2階建ての場合、まず、地盤に関してのチェックシート(=保険会社提供で、現場調査チェックシートと言います。)

を記入します。

たまたま、今工事中に家は、大変地盤の良い場所なので、チェックシート15項目(B項目)にチェックに、入りませんでした。

15項目のうち、B項目(地盤が軟弱の可能性があるかどうかの項目)に1項目でも該当すると、地盤調査の必要があります。



Bの15項目とは、

1、周辺の概況:水田、沼地跡、谷地

2、周辺道路:舗装に亀裂、陥没、波打

3、近隣建物:基礎・外壁に亀裂、不同沈下等

4、近隣工作物:擁壁、ブロック塀に亀裂、段差、はらみ出し

5、川・池・水路等:調査範囲にあり

6、建設地の既存建物:不同沈下

7、山・丘陵地傾斜地の造成地:新規造成5戸以上

8、山・丘陵地傾斜地の造成地:切盛部、盛土部、不明

9、山・丘陵地傾斜地の造成地:造成後10年未満・不明

10、山・丘陵地傾斜地の造成地:擁壁高さ1m以上

11、山・丘陵地傾斜地の造成地:擁壁高さの1.5倍未満

12、平坦地の整地:5年未満・不明

13、平坦地の整地:客土50cm以上

14、平坦地の整地:鉄筋が容易に差し込める。スコップでよいに掘れる。車などによる振動を体感する。

15、ビル、工場等の大規模な既存建物の解体:あり、不明



ps:瑕疵担保履行法とは、

工事が完成、引き渡し後、万が一住宅が傾いたり、雨漏りしたりなど不具合が起きたら・・・。
登録業者が最長10年間保証します。そのために、工事中現場審査に合格した住宅に保証書が発行され、万が一の修補費用を保険でサポートする制度です。住宅品質確保促進法にも対応しています。

********************************




私達の建築事務所は東京都池袋・サンシャインビルの側です。

新築・リフォーム、耐震診断などの御相談を承っております。

どうぞお気楽にお声をかけてください。


有)安藤建築事務所 一級建築士事務所 
安藤美樹 川原由也 
メール:nk5m-andu@asahi-net.or.jp 東京都豊島区南池袋2-35-10 tel03-3985-3638 
本気で家を建てる人のためのホームページhttp://www.mmjp.or.jp/honki   
ただ今、訪問者129万人突破!!応援ありがとうございます。

********************************