オガファーザーは、ヨーロッパでは180年以上前から使用されてきた
木のチップがはさみ込まれた紙の壁紙です。(写真左)
汚れたら何度でも上から塗装ができるので、
これまでよく使ってきたビニールクロスと違い、リフォーム時に廃材も出しません。
木の製材時のくずと、再生紙でできた壁紙ですので、資源を有効利用した材料です。
紙であることで、ビニールクロス特有の静電気も少なく
エアコンやTVのまわりなども薄黒くなりません。
ビニールには調湿効果は望めませんが、
オガファーザーには調湿効果も期待できます。
気になるコスト面ですが、漆喰塗壁などに比べるとずっと安く
トイレや洗面所に使う柄物系のビニールクロスより少し高くなる程度です。
将来、多少汚れてきて塗装したくなったら、
デュブロンという水性漆喰調塗料を塗ります。
ベース材は白ですが、ウラという天然鉱物顔料を混ぜますと
きれいなブルーやピンク、グリーンなどの色を付けることもできます。
自然塗料ですから、自然の淡いきれいなカラーに仕上がります。
ビニールクロスに比べるとジョイント部分(貼り分け部分)が若干目立つかと思います。
紙の壁紙はどれもジョイントは、目立ちます。
ジョイント部分を全く分からないように施工してほしい、とおっしゃる方には
正直お勧めできません。
ジョイント部分が目だってもなんでも、エコな素材が良いという方には
おすすめです。
2階リビングの屋根なり天井です。
梁はパイン材仕上げになっております。(写真右)
貼り上がりはこちら。(写真右)
T様邸では、木のチップの大きさが中くらいのミディアムという種類を貼っています。
こちらのお住まいでは、上に塗装はしないでこのままの仕上げとなります。
完成は今月末。29日には完成見学会を行います。
出来上がり完成が楽しみになって参りました。
因みに弊社事務所の壁には、オガファーザー(ミックス)にデュブロンを塗装して使用しています。
是非、見にいらしてください。
(下記の写真は弊社ブログにてどうぞご覧ください)↓↓
2階へ階段を上がったすぐの壁にあるニッチです。
ニッチカウンターには、自然塗料のパイン材を使用しています。
ドアも自然塗料仕上げです。自然塗料に少しホワイトがかかっております。
弊社ホームページをご覧いただきますと現在建築中の現場周辺地図、現場見学会の情報、
ブログでは現場の写真をご覧いただくことができます。
<女性建築士・インテリアコーディネーターと創る体に優しくエコロジーな家づくり>
練馬区と板橋区で高断熱高気密FP工法、省エネルギー、オール電化、
太陽光発電と自然素材を使ったエコロジーな住まいを建築する
地域密着工務店です。
株式会社 アセットフォー
http://www.assetfor.co.jp
東京都練馬区北町2−13−11
03−3550−1311
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このコラムの執筆専門家
- 野瀬 有紀子
- (東京都 / 一級建築士 インテリアコーディネーター)
- のせ一級建築士事務所 代表
女性のための住まい相談室
住まいの建築、購入、リフォームを考えていらっしゃる女性のための相談、サポート、セカンドオピニオン専門事務所です。一生に何度も経験する訳ではないので、解りにくい建築や不動産の事。 転ばぬ先の杖としてご利用いただければ幸いです。
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