- 河野 英仁
- 河野特許事務所 弁理士
- 弁理士
対象:企業法務
- 尾上 雅典
- (行政書士)
- 河野 英仁
- (弁理士)
〜販売済イ号製品がクレーム文言に合致しない場合の判断〜(第5回)
河野特許事務所 2009年11月6日 執筆者:弁理士 河野 英仁
Gemtron Corp.,
Plaintiff- Appellee,
v.
Saint-Gobain Corp.,
Defendant-Appellant.
争点2:製造工程の一部が外国である場合、特許権侵害が成立するか?
被告は、イ号棚の製造はメキシコで行われており、イ号棚が米国へ輸入される際には、枠は冷却され弾性を有さず、「比較的弾性のある」の文言を充足しないことから、イ号枠は573特許を侵害しないと主張した。
このように争点となる「比較的弾性のある終端部」を利用した取り付け工程が外国で行われており、輸入時にはすでに「比較的弾性のある」の文言を充足しない場合に、特許権侵害が成立するか否かが問題となった。
(第6回へ続く)
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