この3つの条件を満たさなければならないと考えています。
自分が健康であること
自分が健康であればよいコンディションで患者さんに接することができます。ベストな治療を提供する上で、自己のコンディショニングはプロとしては重要なことであり、常日ごろ欠かすことなく心がける必要があります。また、自分の体力を上回る量の患者さんを受けないことも、コンスタントに施術のクォリティを持続するのには必要です。ときには、急に具合の悪くなった患者さんが入ることもありますが、日頃から余裕を持ったスケジューリングをしておくことで、対応できるようにします。
哲学を実践していること
自然医学の哲学を実践するには、たゆまない学習と研鑽が求められます。学習には、まずその方針を立てることから始まります。ある目標を達成するには、どんなことをどう学んだらよいかを筋道を立てます。あとはそれをコツコツとくり返すことです。学習は反復が原則。くり返すことで記憶も強化されます。そうして学んだことを核にして、系統的に学習することを施術に応用し、その結果をまた学習にフィードバックする作業になります。
臨床は、学習したひとつひとつの内容を結びつけ、ネットワークを形成するフィールドワークの場になります。それは、あたかも日本刀を打ちあげるとき、溶かした玉鋼を何度も何度も叩いては折り、叩いては折って鍛え上げたものを、細心の注意を持って研ぎあげて一本の銘刀とするようなものです。
仕事に対して誠実であること
こうした日々の鍛錬やコンディショニングは、仕事に誠実でありたいという信念から生まれるものです。仕事に誠実なことが、私たちが関わる患者さんに誠実であることと信じています。
吉川祐介ウイケアカイロプラクティック