でしょうが、生存保険ってあまり聞いたことないですよね?
この生存保険とは、この「死亡保険」の対極に当ります。
いわば、もう1つの生命保険ということになりますね。
つまり、一般の生命保険とは逆で、生存していれば給付を受けられるものですが、
皆さんがパッと思い付くのは
「生存祝金(5年おきのボーナス?)」や
「生前給付型保険(3大疾病診断確定による給付)」というものでしょう。
しかし、究極の「生存保険」とは、ズバリ「終身年金」というものです。
この終身年金は、
「生存し続ける限り年金給付が生涯受給できる」という機能
をもったものです。
ただし、途中で亡くなった場合に支給が止められてしまい、損になるケースが
想定されます。
そこで多くの終身年金には、「保証期間」が設定できるようになっており、
このリスクを軽減します。
(つまり、保証期間内の死亡により、本来は年金給付が止められてしまう
ケースであっても、期間内生存と見なし、年金受給されるという仕組みです)
これに対し、一般的に広く普及している「確定年金」は、
生死関係なく支給されるので、意味合いは「単なる長期貯蓄による払い出し」
にあたり、
必ずしも保険機能があるとは言えません。
(期間中死亡によって支払われるのは、実質的に「保険ではなく積立金の給付」
であることが多いのが実情です)
同じ年金でも、終身年金と確定年金では、このように大きく異なります。
どちらがよいか・・・?
まぁ、そう慌てないで下さい。
最初からいずれかに決めてしまうのではなく、
その時の状況によって、選びたいというニーズが大きいと思われますので、
受給直前にどちらでも選択できるという機能を持ち合わせたもの
に加入すべきでしょう。
老後にいくら現金を持っていたらいいか不安をお感じになる方も多いと
思われますが、だからこその「生存保険」です。
流動資産の一部を生存保険(=終身年金)に預け入れれば、その不安も軽減
していくのではないかと思われます。
単なるパフォーマンス比較ではない部分ですが、参考にしてみて下さい。