
- 岡崎 真
- 株式会社コラボレット 代表取締役 リーダー育成コンサルタント
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
いつもありがとうございます。
先日の「電話コンサルティング」からの、
実例をシェアしたいと思います。
ご相談者は2人。いずれも大企業にお勤めの、
ミドルマネジャーのケースです。
その共通の悩みとは。
「変革!変革!と本社から言われて、
部下がいっぱい いっぱいになって・・・。」
経済状況がよくない今だからこそ、
先をみて行動する会社も多いですね。
ここで、ひとつ質問です。
あなたは
「変革と聞くと、どんなことを感じますか?」
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5人ほど聞いてみましたら・・・
「いまのやり方・習慣が、変わるのはイヤだなあ。」
「急に、新しいことやっても、うまくいかないんじゃないの。」
「仕事が、さらに増える・・・。」
否定的な意見としては、このような声がありました。
さて、今回ご相談の一人の方は、気になっていた部下を
そっと呼んで声をかけました。すると、
泣き出してしまった、そうです。
「ああ、やっと私を見てくれた。分かってくれた。」
安堵の、いやしの、涙では、と思われます。
さぞ頑張っていらっしゃたのですね。
では『電話コンサルティング』の
実際のやりとりの一部です−−−
「変革だ、改革だ、いますぐ行動しろ・・・と、
言語的な働きかけばかりなんですよ。」
「いまの言葉で、なにか気づいたことは?」
「・・・あ、ノンバーバルですか。」
「はい。」
*ノンバーバルとは、非言語コミュニケーション。
声のトーンや大小、表情や体の動作など。
「いま、言葉、ばっかりだよなあ〜。」
「そうなんですね。」
「ポイスターとか、ビジュアル化すると、いいんですよね。」
「そうそう、そうです。」
「じゃ、スローガンとか、書いて貼ってみるかあ・・・。」
「スローガンは言葉、ですよね。」
「あ、そうか。うーん。どうしたら??」
「ひとつ提案してもいいですか。」
「はい。」
「朝礼、していますか。」
「はい。」
「朝礼で、全員握手とか、どうですか?
私のライブ・セミナーでいつもやってるでしょ。」
「あの、お互いの目をじーっと見て、ってやつですよね。」
「そうそう。」
「それで、みんなで握手、かあ・・・。」
「そうそう。目で会話し、手でも会話する。」
「あれかあ。でもなあ、うーむむ・・・。」
「どうしましたか?」
「そんな前例はないし、全国で、初めてになるしなあ・・・・。」
「それが、変革ということでは?」
「・・・・。わはは。そうですね!」
組織変革ではポジションパワーが強く働きますが、同時に、
人間関係や、個人の存在や”人となり”が、ないがしろにされている
と感じる部下の方も多いのです。
組織の、
縦に働く力(地位の力)も必要ですが、
横に働く力(人間関係の力)も大切です。
組織変革が、
失敗に終わる理由のひとつは、
「変革を進めるのに必要な、強力な連帯を築くことを怠る」
ジョン・P・コッター
(ハーバード・ビジネス・スクール教授)
株式会社コラボレット
岡崎真
追伸:
「理屈は分かったけど、私は・・・・。」
そう、頭で分かっただけでは、人は動かない。
変化には、痛みや恐怖が伴いますから。
痛みや恐怖をとりのぞき、楽〜に変化するためには?
こちらもご参照ください。
■気づきの分かち合い
「それは難しいです、できるわけがない。」について
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私も、自分で自分の限界を決めてしまう傾向があるので、
「それでは道は広がらないよ」と、時々自身を振り返ります。
あと心がけているのは、なるべくネガティブなことを
口にしないようにすることですが、
ついつい反射的に出てしまうんですよね。
防衛本能なんでしょうか…。
口ぐせに気をつける、
というのはいいヒントをいただきました。
後ろ向き発言をしない
⇒ポジティブな言い方に変えて発音する
ということで、
少しステップアップできるような気がしてきました。
ありがとうございました。
(上村さん)
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会社のドアノブが重たくなっています。
自分自身の対応能力の無さに悔しい思いもありますし、
これだけ頑張っているのに、
まだまだ駄目なのかなあと残念な気持ちです。
○○さんの高い目標にどこまで到達できるのか?
「あ、それ、カンタンです!」って軽く言えるように・・・
「あ、それ、カンタンです!」と口癖になるように
明日から変わります!!!
(Oさん)
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私は営業を20年以上していますが、以前は過去の体験、
経験で自分が出来ない、売れない理由を探していました。
営業経験が長くなればなるほど、
過去の経験、先入観が邪魔をしていました。
又、何とかなると聴きますが絶対に何とかなるは無い。
自分自身で何とかしなくてはいけない
と日頃から自分を含め部下にも言い続けています。
(小室さん)
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