- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
ひとつの案は、オーソドックスな四角い空間だが、南東角にあるため梁をデザインした時に、出隅コーナーに「火打梁(ひうちばり)」が出てくるのが、どうも面白くない。
ふたつ目の案は、意図的に軸をずらした吹き抜け空間とし、「火打梁」を「風車」の様に架けることで象徴的な空間を演出している。
ふたつの模型を覗き込んで、やっと施主は納得した。
設計者は図面から、おおよそその空間を把握できるので、施主も自分と同じ空間を認識していると思いがちだが、それは大きな誤りである。
模型の最も重要な役目は、施主と設計者のイメージのズレをなくすことにある。
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塾生の皆様へ
8月の船橋建築塾は、お盆のため、8月29日(土)に変更になりましたので、宜しくお願い致します。
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