- 阪本 貴洋
- 有限会社NOW 代表取締役
- リフォームコーディネーター
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
「住宅の品質確保の促進などに関する法律」(品確法)
1.「住宅の基本構造部分についての10年間の
瑕疵担保責任の義務付け」
2.「日本住宅性能表示基準の制定と性能表示制度の導入」
3.「住宅専門の紛争処理機関の新設」
が、2000年4月から主軸となり施行されています。
今回は、2番目の
「日本住宅性能表示基準の制定と性能表示制度の導入」
について触れていきましょう。
住宅性能表示基準とは
購入者が、メーカーや工法の違いによる住宅の性能を
客観的に比較する為の共通項目です。
と聞くとほとんどの人は、
「ほう!では全項目最高等級が理想のマイホームですね」
と言われる。
そうとは限りません!
なぜ?
と、なられたかと思いますので簡単にお答えいたします。
項目の中に音環境という項目があります。
これは、騒音の防止など聴覚に関する項目です。
あなたのお家が、閑静な住宅街にあるのであれば、
遮音性能が最高のクラスのサッシを付ける「必要性は、ない」ですよね。
構造安定のために壁面を多くすれば、
窓のような開口部分が小さく・・・採光面積が狭くなって
「暗い・・・」
ってなりますよ。
少々極端な例ですが、
最高等級=最高のお家ではない!!
という事を覚えておいてください^^
要するに
「日本住宅性能表示基準の制定と性能表示制度の導入」とは、
一つの目安
であり、住宅のすべてを決めるものではない!ということです。
1.デザインの良さ
2.居心地
3.素材
4.動線
など、ライフスタイルにおいての重要な要素は、
表示項目では、得られませんのでご注意ください。