試験の結果、運動誘発性酸化ストレスはインスリン抵抗性を緩和しつつ内因性抗酸化防御活性促進適応応答を引き起こすが、このような健康増進作用は抗酸化剤サプリメント摂取で阻止されると示唆されました。
運動誘発性酸化ストレスとは、運動に伴いミトコンドリアが作る活性酸素の一種です。この活性酸素は、さまざまな害をもたらすと考えられていましたが、最近の研究でこの物質と健康増進作用の関連が示唆されています。
活性酸素を絶対的な「悪玉」としてしまう風潮がありますが、もともとは体のなかで必要があって作られるものもあることを忘れてはいけないのですね。
吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア