- 青松 敬明
- ビジネスナビゲーター
- ビジネスコーチ
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
しかし、それらのPDAを活用することはほとんどなく、一度「紙」に書いたものを「デジタル」に転記するという二度手間を15年以上続けてきてしまった。
今から思えば、それはこの私が悪かったのではなく、世に出てきた製品が相互に繋がっておらず、「紙」はアナログとして保存され、会社の「PC」は会社でしか使用できず、「PDA」は会社や家のPCとは独立して使うしかなかったというのが現実だったからである。(言い訳か。。。)
iPhoneの登場と時を同じくして、「クラウド」という言葉が頻繁に用いられるようになってきた。
つまり、雲(クラウド)の中なのかどこにあるのか分からないサーバーというものを介して、PDAでも、会社のPCでも、家のPCでも、友達のPCでも、多少の使い勝手の違いはあっても同じデータに対してアクセスできるようになったわけである。
その結果、PDAで一度見て不要と思ったメールを削除すると、会社のPCでそのメールをもう一度見るという手間はなくなり、会社のPCに入力した予定は、家のトイレの中にいてもPDAで確認できるようになった。
生まれるのが20年遅かったら、会社をサボってもメールの処理等の仕事はできる時代を謳歌することができたのに。。。
*「クラウド」より転記しました。