笑顔の時に上の歯が見えず、下の歯しか見えず　反対咬合ではと不安　母の遺伝かも？

（質問）

大人になるまで気づかなかったのですが、笑顔の時に上の歯が見えず、下の歯しか見えません。下の歯の一部が上の歯に被さるように生えており、いわゆる反対咬合なのではないかと不安です。顎も前に突出して存在感がｃ母も受け口で、下の歯しか見えないので、遺伝かも…との予想もあります。治療費が不安ですが、どのくらいの料金と期間で治療できますでしょうか。保険適用にはなりますでしょうか。

（回答）

お悩みの事と思います。
写真を見た限りでは、前歯の噛み合わせは、反対咬合（受け口）と言うより切端咬合の様に見えます。
骨格的な反対咬合ではなく、もちろん外科手術は必要ないケースですから、保険適用にはなりません。

上下全部の矯正では費用はかなり高くなりますが、
佐藤様のケースでは前歯の部分的矯正歯科治療で治すことが出来ます。
すなわち、上顎前歯の拡大と下顎前歯を引っ込めることによって前歯の受け口を治せます。

前歯だけの部分矯正で治せれば、歯を動かす期間は1年程、
もちろん外から見えない裏側（舌側）矯正で矯正可能です。
部分矯正で前歯だけ矯正する場合は、下前歯の大きな前歯を選択して小さくする（0.4～0.8 mm程）必要があります。
もちろん、痛くない範囲で削ります。
上下の部分矯正の場合は、基本料は50万円、また上下それぞれの装置料はメタル装置が0円、
セラミック装置が5万円、裏側（舌側）矯正は15万円の追加料金がかかります。
その他、チェック料が月に3,000~5,000円かかります。
費用は医療費控除の対象となります。

一度、無料相談で来院して頂ければ具体的に治療方針等について説明させて頂きます。
いずれにしても、しっかりとした検査・診断をした上で、ご本人の希望にそった治療方針を決定すべきだと思います。掲載は質問者の同意を得ています