子供の頃から歯並びと、受け口で悩んで　成長と共に上の前歯が下の歯よりも前に出る

（質問）

子供の頃から歯並びと、受け口で悩んでいます。
小学生の頃は完全な受け口(下の歯が前に出ている状態)でした。成長と共に上の前歯が下の歯よりも前に出るようになりましたが、下の奥歯に真横に親知らずが生えて圧迫されていた期間が長く、ご覧の通り歯並びがかなり悪くなってしまいました。(親知らずは抜糸済みです)

上の歯は引っ込んでいる部分と八重歯が目立っている点、下の歯は真っ直ぐ生えずに倒れてしまっているのがとてもコンプレックスです。
また、もともと受け口のため骨格的に顎がでていることも悩んでいます。

歯並びを治すことと、顎がめだたなくなるようにするための治療法や費用、期間について知りたいです。
(矯正方法や、手術の有無など)

（回答）

写真だけで判断するのは難しいですが、上前歯の拡大と下前歯の調整によって前歯の受け口を治せる可能性はあります。
いずれにしても、気になる治したい部分の矯正を優先的に考えるべきでしょう。
前歯だけの部分矯正で治せれば、歯を動かす期間は1年程、もちろん外から見えない裏側（舌側）矯正で矯正可能です。

あなたの場合は、上下の部分矯正が必要と思われます。
上下両顎の部分矯正の基本料は50万円、また片顎の装置料としてメタル装置が0円、セラミック装置が5万円、
裏側（舌側）矯正は15万円の費用がかかります。

下顎の頤部の前突感を治すには、２つの方式が考えられます。
しゃくれが骨格的な問題の場合は、一般的には下顎全体を外科的手術によって引っ込める事によって治す方法がとられます。ただし、あなたのケースはこの方法は適用外です。

下顎全体を外科的手術しないで、オトガイ部分引っ込めるためには、頤部切除手術（Reduction
chinplasty）を用いて顎先のみ切除する方法が適応されると思います。
ケースによりますが。オトガイ部分の突出が大きい場合には、顔貌の改善はかなり出来ると思います。

いずれにしても、しっかりとした検査・診断をした上で、ご本人の希望にそった治療方針を決定すべきだと思います。掲載は質問者の同意を得ています