今回のコラムは今までできなかった企業型確定拠出年金の掛金拠出についてです。
確定拠出年金がある会社のお勤めのサラリーマンの方にとっては、とてもメリットの高い制度改正です。
3月6日に閣議決定された確定拠出年金法改正案により、会社員が加入する「企業型確定拠出年金」で、今まで認められなかった上乗せ拠出が認められるようになります。
来年1月施行に向けて、今国会での成立予定です。
確定拠出年金は平成13年に導入された制度、当初なかなか企業の導入がすすまず、やっとここに来て企業型の加入者は会社員の10%の確率になりました。
今回の改定で、自身の判断で拠出する金額を上乗せし、運用資産を増やすことができるようになりましたので、会社員の方にとってはメリットが高くなります。
上乗せ拠出の条件は、
1.企業の法人税非課税限度額までの拠出
2.企業の掛金額を超えないこと
1の非課税限度額は、今回の改正で引き上げらます。
他に企業年金がない場合:46,000円/月⇒51,000円/月
他の企業年金と併用の場合:23,000円/月⇒25,500円/月
確定拠出年金の掛金は1と2の条件の範囲以内であれば、所得控除の対象となりますので、所得税も減額されます。
税金のことを考えても、メリットが高い制度改定ですね。
拠出できる掛金が多くなるということは、単純に老後生活費の補填額を上げることができるわけです。
足元の運用環境は厳しい状況ですが、確定拠出年金は長期の運用が前提です。2月15日号のメルマガに書かせていただいたように「リスクプレミアム」を頭に入れて、長い目でみれば底値圏内の今だからこそ、リスク性資産をある程度組み込んだポートフォリオで確定拠出年金の運用を始めてみましょう。
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