- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
11月1日に、大阪都構想の是非を問う住民投票が行われました。
結果として、前回に引き続き反対が多数となり、否決されることとなりました。
橋下徹さんが大阪府知事になる前が、二重行政であるだけでなく財政的に破綻寸前になっていたことは紛れもない事実であり、それを立て直したのが大阪維新の会です。
大阪をもっとよくしようという一心で、大阪都構想を掲げて10年間闘ってきたこと、そして住民から一定以上の賛成が得られ、否決されても大阪の未来像を描く上で危機感を持たせたことは、相当の意味があったと思います。
私は、デメリットがあってもメリットがそれを上回るのであれば、推進すべきという考えです。
反対派は、恐らく反対することが目的になっていたように思え、それ以上に踏み込んだ政策というものを打ちだしていないようにも見えました。
「今がよければよい」という方々。
「改革なんかされたら、自分たちの利益が損なわれる」という方々。
「将来のことは将来の人間の問題だから、自分たちには関係ない」という、高齢世代。
「そもそも興味がない」という若者たち・・・ 様々です。
変化することを嫌う人、相当数います。特に日本人にはその傾向があります。
会社でもそういうケース、よくあるのではないでしょうか。
まさかの坂になかなか備えない風潮。これは一理あります。
将来の自分自身(や周辺環境)がある程度想像できる状態でないと、なかなか考え方を変えるというのは難しいです。
それをわかりやすく説明し、具体的に想像してもらい、他人事ではなく自分事として認識してもらうようにするのが、政治の役割かと思います。
そういう意味では、今の日本の政治はその域に達しているとは思えない。
だから、大阪都構想には期待していました。
自分は大阪市民ではありませんので関係ないのであれば、多少の痛手や負担は承知の上で、一緒になって汗をかいて変えていこうとする方々を、私は応援したかったです。
悩みに悩まれて判断した有権者もたくさんいらっしゃるでしょうし、投じた貴重な一票は尊重しなければなりません。結果もどちらかに転ぶわけですから、そうなっても受け入れなければなりません。
一番いけないのは、意思表示すらしない方。
住民投票、民主主義そのものですよ。自らの生活に直結する重要な投票なのに、全く関心を寄せない方がまだたくさんいるというのは、私には危機感すら感じます。
変化することを恐れる気持ちはわかります。歳を重ねれば、ある意味保守的になるのは仕方がないと思います。
それでも、まさかの坂に備えることなく、今がよければよいという考えには納得しかねます。
将来の雲行きが怪しくなるとしか言いようがありません。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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