- 榎本 純子
- 神奈川県
- 行政書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
ハウツーものではなく、交渉術の本です。
大人のケンカ必勝法―論争・心理戦に絶対負けないテクニック (PHP文庫) by 和田秀樹
原則ビジネス本なので、例えば上司や取引先と交渉するときに、どういう点に気をつけて交渉すべきか、といったことが書いてあるのですが、この中からいくつか、モラルハラスメントから抜け出すヒントを拾いました。
ケンカに負ける心理についていくつか書いてあるのですが、その中で私が目をつけたのは、認知的不協和。
認知的不協和とは、(引用)
自分がこれまでやってきたことを否定したくない
(引用終わり)
という心理のことだそうです。
詐欺師にだまされ、おかしいなと感じつつも、これまでたくさんお金を払ってきたから、自分がだまされたことを認めたくない。
夫婦間のモラルハラスメントから逃れるのが難しい理由として、「お互い選びあった関係だからだ」ということを、前にも書きました。
認知的不協和にあてはめると。
「自分を選んでくれた配偶者が、自分を傷つけることを認めたくない」
結婚生活を継続するには、忍耐が必要です。
相手のいいところに目を向けようという努力も、必要。
でも、現実はどうでしょうか。