- 中野 博
- 株式会社エコライフ研究所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
「ママー、今日も友達が遊びに来るけど、おやつよろしくね!」
「OK!昨日覚えたおいしいクッキー作るわね、で何人くるの?」
「2人だよ。みんな、僕の家が好きみたいで、いつもみんなでゲームするときは、ぼくの家に来たがるんだよ。ママのおやつも気に入っているみたいだし。でもね、一番の理由は、僕の家が居心地が良くて落ち着くみたいなんだ。」
「そうね、この家はママも大好き。パパに感謝しないとね。」
「うん、パパは会社で一生懸命働いて、この家を建ててくれたんだもんね、僕も友達に自慢できるし、今ではクラスの人気者だよ。」
「この家に越してきたときは、ママも大樹(だいき)に友達できるか、心配していたけど、もう安心ね。」
「うん、僕はこの家に引っ越してから、友達が多くなったよ。みんなが大樹の木の家で遊びたいって言うし、床で寝転んだりしてうれしがっているんだよ、けっこう笑えるし。」
「あら、パパも毎日疲れて帰ってきて、お風呂でたらいつも寝転んでテレビ見てるわよね。」(笑)
「おじゃまします、大樹君、遊びに来たよ。」
「うわー、すげー木のにおいだー。なんだか、森に来たようだね、この家は!」
「そうか、翔平(しょうへい)君はここ、初めてなんだね。ここは、玄関開けるといつも木のいいにおいがするんだぜ。」
「お母さん、新しい友達の翔平君だよ。」
「こんにちわ。はじめまして」
「こんにちは、おじゃまします。うわー、すげー、太い柱がある。これが大黒柱っていうもの?」
「うん、そうだよ。」
「さわっていい?」
「いいよ。」
「気持ちいいー。大樹君はいいよなー、俺もこんな家に住みたいよー。」
「僕もいつもそう思っているんだけどさ」
「じゃー、今度お父さんにお願いしてみたら!」
「だめだめ、うちの父ちゃんは、お金がないとか、子供のくせに、うるさい!って怒るだけで聞いてくれないもん。お母さんに木の家に住みたい!って言っても、ぜいたく言わないの。って言うしさ。」
「そうか、うちもだめかな。」
「みんなあきらめちゃーだめだよ。うちのパパに聞いたら、リフォームでもこんな感じの家にできるらしいよ。」
「え?リフォームって、あのテレビでよくやっている劇的ビフォー・アフターみたいなもの?でも、誰がやってくれるの?」
「うーん、そうだな、テレビ局に頼めば、わかるんじゃないかな。それとも、インターネットで探す?」