子育ての場として、企業内の託児所や保育所、子供が遊べるスペースなどを設計しています。
寝てもワクワク
0歳児がらお預かりする、保育所や託児所では、子供たちは横になって寝そべっている時間が多くなります。
寝ている時に、つまらなくならない、ワクワクする場づくりが必要です。
写真の企業内託児所では、上を向くと7色がみえる天井にして、寝ていても楽しくなるスペースをデザインしました。
円形に掘り込まれた天井は、子供たちが好きな原色カラーで塗られ、その中央に照明が仕込まれています。
照明自体は家庭で使う一般的な照明ですが、円形の天井と一体化して掘り込まれた天井自体が照明のようになっています。
質の高い空間に少しでも触れることで、子供の感性は発達します。
起きてもワクワク
7色の天井の託児所は、高齢者デイサービスの企業内託児所で、部屋を一歩出ると、写真のような数字のかかれた、回廊があり、散歩をしたり探検をしたり、子供たちは楽しんでいます。
子供と一緒に働く
子育てママさん達で経営している、企業のオフィスです。
子供達を遊ばせながら仕事をするというスタイルの働き方をしています。
子供の遊び場として、黒板の壁をつくりました。
下半分を子供達が落書きに使い、上半分を大人たちが会議の板書に使う、仕事も子育ても楽しくなる空間になっています。
このコラムの執筆専門家
- 小木野 貴光
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所 代表 一級建築士
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現するため、細やかな「収納計画」、「光と風」を取り入れ、「素材」と「間取り」の工夫で、心地よい住む方らしい家づくりをしています。住宅・デザイナーズ賃貸・クリニック・老人ホーム、東京都の建築設計事務所。
「建築の現場」のコラム
オリジナル家具でスペースを上手く利用する(2018/02/12 20:02)
浴室・浴場デザイン 高齢者デイサービス(2017/02/24 00:02)
サードプレイス(第3の場所)としての、高齢者デイサービス(2017/02/22 17:02)
カフェをデザイン(デイサービスの地域に開いた)(2017/02/16 00:02)
リハビリテーションプール(2017/02/01 21:02)
このコラムに類似したコラム
今月の専門誌(日本社会福祉士会) 齋藤 進一 - 建築家(2021/11/29 12:00)
土間空間は見える収納で、使い勝手のよい家に 小木野 貴光 - 建築家(2018/05/24 00:00)
建築家に家の設計を依頼する時の注意点 菊池 克弘 - 建築家(2012/11/01 14:05)
【Trilogy - 三部作】模型が展示されています 西島 正樹 - 建築家(2023/07/10 18:25)
執筆情報解禁その19(大建工業さん) 齋藤 進一 - 建築家(2023/02/22 02:02)