映画「花戦さ」 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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映画「花戦さ」

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花戦さ


今日は銀座に仕事
明日は国際交流の仕事で日本文化と茶道体験
お茶とお菓子を選びに行きました

かねてより観たいと思っていた映画を
仕事前に見ることができました

「花戦さ」

池坊専好は野村萬斎さん
人の名前と顔は覚えられない一面を描いている
花をいけることを通して
花をいけることにすべてが集約された人

「花を持って世の中を変えようぞ」

と言うセリフがある
これが映画の題名になっているのだが

「花を持って世の中を変えよう」
などとは初めから思ったのではなく
ただただ花を生けている中で感じていくことなのだ


京都の六角堂のあたりに池があり
池の畔には僧侶が住まう坊があり
その坊の中で花をいける僧侶があり
そこから池坊という名前がついた
いけた花は仏花
仏様にいける花をより美しくいけるのが「いけばな」

私の習った流派は池坊ではなかったのですが・・・
花をいけるということを今日改めて考え直しました
とともに
私がしているカンナのことと重なるところが多くありました

花には仏がいてはる
宿る命の美しさ
生きとし生けるものの切なるいとなみを伝える力がある
抜いた刀を鞘に納めさせる力がある
花を持って示す
花は後に残らない
今ここに咲き枯れていく

而今(にこん)なのかな〜

応仁の乱から始まるこの映画
萬斎さん演じる池坊専好が遺体のそばに石を積んで
そこに花をいける
いけると言うより立てるという方が適切かな
「立花」なんですね

利休さんは「花は野にあるようにいけよ」と言います

池坊さんは「花は足でいけよ」と言います

今はお茶をしているにもかかわらず
茶花を花屋さんに買いに行かないとないとならない状況です

野や山 せめてお庭にその草木があれば
その花がどんな状態で育ち咲いていたかがわかります
植物が本来育っている姿を知ることができます
「出生」しゅっしょうと言うのだそうです

出生を尊重して「いける」ということ
これが利休さんが言う「花は野にあるがごとくいける」
ということなのですね

奇をてらうのではなくあるがままに
いける私どもは花の出生を大切にすることなのかもしれません
そのよさを引き出していくということかな

人の教育も同じですね
花をいけるがごとく・・・・

「梅と桜とどちらがお好きですか?」
「それぞれに」


明日は国際文化交流の仕事
茶道体験もしていただきます

「まわり花」とまではいかなくても
参加者にも花を生けていただこうかと考えています

毎回20数人の参加ですが
今回はとても少ないです
ちょうど良いので少ないよさを生かして
花 いけていただこうかな






 



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橘 凛保(Riho Tachibana)