- 中村 泰彦
- 有限会社ワイ・エー・エス 代表取締役
- 東京都
- 研修講師
対象:人材育成
昨年の話ですが、「挨拶」をテーマにして社員研修を行わせて頂いたことがあります。
挨拶なんて今さら学ぶまでもない基本中の基本の行為なんですが、これが実はなかなか奥が深いものであります。以下は、その研修のときの模様でう。
まずは、挨拶の意味の確認からスタート
私が「あなたは今日、朝起きてから今まで誰と、いつ、挨拶をしましたか?」と問いかけると、皆さん「??」・・・!そうですよね、挨拶なんて意識しないで行っている行動です。
でも、意識していない行動だからこそその意味や価値を忘れてしまいがちであります。今日の研修では、朝起きてから会社に出勤して、一日の仕事を終えて退社するまでの一日に使う挨拶を徹底的に練習して頂きました。
私たちは第一印象で人を判断してしまいますが、だいたいの判断をするまでに必要な時間は5秒から10秒程度と言われています。しかも第一印象で付いてしまったイメージはなかなか拭い去るのが大変なのも事実。ですから私たちトレーナーは研修の際の第一声に気を配る訳であります。
おはようございます
こんにちは
ありがとうございました。
お疲れ様です
様々な挨拶がありますが、同じ言葉でも相手によって、また場所によって、そこに込めている意味は違うはずです。その意味が相手に伝わらなければ折角の挨拶も単なる惰性の習慣に過ぎません。
今日は、「気持ちを込めることの大切さ」を反復練習で実践していただきました。
あっという間の2時間でしたが、研修終了時にお聞きした「ありがとうございました」が始まる時の「よろしくお願いします」よりも気持ちがこもって聞こえたのは気のせいではなかったと思います。
単なる挨拶ではありますが、挨拶すらちゃんとできない人にしっかりとした仕事が出来る訳もありません。そんなところから社員一人一人が変わっていく、その結果で会社が変わっていくのだと思います。
こんな研修も行っております。
3時間程度で行えますので、比較的気楽に行えるのではないでしょうか?