- 中村 雅子
- 株式会社タジェール 建築家・インテリアデザイナー
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
RC外断熱脚注*1では幾つかのメリットがあります。水道やガスなどの設備配管を仕上材までの空間を利用して納めらることです。そうすればコンクリートの躯体に打込むわけでもなく、内部は最低限の配管スペースで計画できます。取り外し可能な外装材の設計にしておけば後のメンテナンスも容易になるでしょう。但し、断熱欠損(=結露をおこす)とならないよう空隙(すきま)は発泡ウレタン脚注*2などでしっかり埋めます。
設備の配管はメンテナンスサイクルに応じた設計としておくことが長寿命な建物となると思います。
上の写真はこの現場のお風呂部分に直接、お湯や水を外から室内に取り込んでいます。下の写真はバルコニーに設けるお湯・水・井戸の配管です。