- 栗原 守
- 有限会社光設計
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
昨年の10月末に引越してから、そろそろ半年になります。初めて所沢で迎えた冬は予想よりも寒く、東京よりも5度位低くて零下の日も度々あったのですが、床暖房と断熱性の高い家の造りのお陰で室内ではとても快適に過ごすことが出来ました。(4月18日現在では暖房など無しでもとても暖かいです。)
設計時に後付け出来る様にして頂いていたエアコン設置箇所には12月頃に設置したのですが、1階のリビングで暖房を使用すると2階の寝室まで暖かい空気が回るので、結局この冬は1度も2階のエアコンを使用せずに過ごせました。意外な所で小振りな家のメリットを感じることが出来ました。
他に、小振り、という事では良くも悪くも1階リビングと2階寝室の間で大きな声を出さなくても会話をすることが出来ます。
また掃除が楽でその分しっかり手間をかけて掃除が出来る、家事動線が短くて済むといった点や、モノを出来るだけ増やさない様に整理整頓を心掛け不要品はどんどん処分する様になる、と言った点でのメリットも感じています。
3月は4週連続で親戚や友人が子連れで家に遊びに来てくれたのですが、木や自然素材で出来た家は穏やかな雰囲気でとても落ち着き、のんびりゆったりと過ごせると大好評でした。
大人達からは、狭く感じることはなくてむしろ広く感じられる、間取りがとても考えられている、要所要所に収納スペースがしっかり確保してあるので使い勝手が良さそう、トップライトのある吹き抜けの所の天井が高いのでリビングが広々している、作り付けの木のキッチンが可愛らしい、洗面所が統一感があって綺麗、ステンドグラスと寝室の障子が良い、(小一時間ほど留守番を頼んでいた間に)リビングの床暖房の上で昼寝をしてしまったがとても気持ちが良かった、などなど様々な感想がありました。
子供達には特に畳スペースが大人気で、まるで「お子様ホイホイ」といった状況になりました。
2歳から11歳までの様々な年齢の子供たちが遊びに来てくれたのですが、畳スペースを見つけると皆一様に目を輝かせてアーチのトンネルをくぐって中に入って行きます。そして中で絵本を読んだり、座ったり、寝転んだり、飛び跳ねて低い天井に触れてみたり、窓を開けて隣接したウッドデッキに出てみたり、それぞれに思い思いの楽しみ方をしてくれたのが印象的でした。
また、フローリングが無垢材というのも珍しいらしく、まだ使用していなくて床が広々とした2階の子供部屋で子供達は飛び跳ねたり走り回ったり、杉材の柔らかくて暖かいのがとても新鮮で心地良い様でした。
11月に当麻園芸さんに植えてもらったジューンベリーと幾種類もの草花の寄せ植えが、2週間ほど前から一斉に芽吹き始めました。先週はジューンベリーに白くて可愛らしい小さな花が咲き、寄せ植えも花で一杯になっています。
また、年初に栗原先生にご報告していました第一子についてもとても順調です。そろそろ7ヶ月になり、出産予定日は「山の日」の8月11日です。性別はエコーで確認した結果、ほぼ男の子の様です。
栗原先生と小泉さんのお陰で、こんなに素敵な家が建ち、楽しくて充実した毎日が過ごせる事に夫婦共々とても感謝しています。ありがとうございます。
この家で過ごす毎日がこんなに素敵だとは、家が出来る前に想像していた以上でした。一年点検でお会い出来るのを今から楽しみにしております。
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