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三春幼稚園の素晴らしい子どもたち
三春桜で有名な三春も原発の被害が大きかった地域でした
４年前ここの幼稚園の園児たちが外で遊べないことを知り
カンナの花と土をもって植栽に行きました
ちょうどハロウィンの２～３日前でしたので
魔法使いの帽子を被って出掛けました
２０１１年の三春幼稚園ハロウィン装飾
救護園の園長先生の思いがけないおもてなしで
２０分ほどの遅刻でした
ハプニングがこのとき起こりました
カンナの植栽と泥んこ遊びをするために
ビニールシートを一面に敷き詰めたホールには
園児たちがシートのまわりにぎっしり座って待っていました
本当にもうしわけない！！
言い訳のしようがない！！
そんな状況でした
とにかく到着するやいなや子どもたちに
深々と頭を下げて
「遅刻して本当にごめんなさい」
そう言って謝りました
２０１１年三春幼稚園 魔女に扮した橘
するとすぐそばにいた女の子が私のそばにきて
「いいよいいよ だいじょうぶだいじょうぶ」
そう言って私の左腕を何度も何度もさすってくれたのです
あのような小さな子どもたちが２０分も待っている
しかも 毎日外で遊べないで
ストレスを抱えていたのではないかと思われるにも関わらず
なんという寛大な「恕し（ゆるし）」をくれたことでしょう
ほんとうに申し訳ないのは私なのに
なんという優しさにあふれた子どもたちなのでしょう
天使です
涙が出ました
本当に「この子たちの未来を何としてでも平和にしたい！」
心の底からそう思いました
２０１１年三春幼稚園
顔は載せないということで背中を向けた写真です
3.11以来７ヶ月もの間 放射能で泥んこ遊びができない三春でした
クリスマスにお手紙が届きました
うれしいですね
私も手作りのクリスマスカードを送りました
この幼稚園の子どもたちの「恕」の精神は一生忘れないでしょう
今回も園長先生・福園長先生にお会いしてこの話を致しました
「ほんとうに久しぶりの土いじりができることがうれしかったからですよ』
「橘さんがきれいだったからですよ」
そう言って下さいました
本当に先生方の毎日の子どもたちへの接し方
ただこれだけに尽きると私は確信しています
今回もあたたかく迎えて下さいました
渋を抜いたとろ～りとあま～い柿をごちそうして下さいました
４年前のあの日最後に
魔女凛保さんの魔女帽子をプレゼントしましたが
大事に今も使って下さっていました
２０１５年の装飾
ほんとうに先生方の毎日の接し方が
子どもたちを豊かに育んでいらっしゃいます
２０１１年園長先生と副園長先生
２０１５年園長先生と副園長先生
カンナも豊かに越冬していました
こちらではこの状態で日当りの良い部屋の中窓側にて越冬させます
このまま切らずに室内で越冬します
うれしいです
このご縁を末永く繋ぎたいです
そして何よりも この子たちの未来を平和に繋ぎたいです
今は外遊びもできるようになっていますが
毎月甲状腺の検査をしています
核は戦争だけでなく
このように有効利用というなかにも危険をはらませています
会津に比べると少し数値が高いです
でも元気に笑顔いっぱいで遊んでいました
どうか どうか世界が平和でありますように
世界中の子どもたちが幸せに暮らせますように・・・
そのためにもカンナのバトンをリレーします
頑張らなくては
