当社では、はじめての地域で家造りをする場合は、数社から見積もりを取り、工務店を選定します。
そして、工務店が決定してから最終的に金額をつめていき、契約をしていただくような流れをとっています。
さて、家のコスト、これについては毎回驚きがあります。
例えば、今回見積もりをお願いした工務店さんたちは、
・その地域で実績がある工務店さん、一度一緒に家造りをした経験がある
・地場なのでどこにも負けたくない工務店さん
・基本的に弱冠遠方だけどこれまで数回以上組んだことのある工務店さん
という感じです。
結果的には、地場の工務店さんが、自社の経費を全く取らないからうちでやらせて欲しい、と言ってきて、金額的には一番安く、一番高い工務店さんとは500万円近くの差額が出ました。
しかし、地場の工務店さんの見積書は精度が低く、当社で精査していく中、当社の図面との食い違いや、勝手にこちらの主旨を変えて、説明がない部分などが続出しました。
多分一般の方が見たら、よく分からない部分になると思いますが、当社において家造りをやっていく基準があり、そこに適合させると良く見えてくる部分があります。
例えば、
・見積もり金額が妥当なラインか?
・図面との整合性が取れているか?
・図面と意図的に見積もり内容を変えた部分に対してしっかりとした説明があるか?
などです。
このあたりで、評価が低い工務店の場合は、必ず現場でトラブルを生み出します。
そこで、今回は地場の工務店にもその旨を正直に伝え、お断りしました。
結果的には、当社と数回組んで経験豊富な工務店に決まりました。
家のコストは、低いほうがいいのに越したことはないですが、適正バランスというものはとても重要だと思います。
さて、これから家のローンの本審査に入る予定です。仮審査はOK済み。
12月頃から着工の予定です。
このコラムの執筆専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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