この10年間は…「サラリーマン時代」よりも人間関係に苦しみました(^_^;)。
FP登録したての頃。
お客様を訪問するのに当たり、師匠に同行してもらうと…。
訪問先のお客様に、どんなに喜んで頂いたとしても
「なぜ、あり得ない生命保険の提案をするのか?」と詰問されたり
「損害保険を成約しても、全く無意味だ」と指摘されたり
と、「成果を常に否定される」日々。
FPとして活動を開始して間もない頃。
使用人として所属していた代理店の社長からは。
「CFPのくせに、そんな契約しか取れないのか」
「医療保険の契約なんて、そんなもの取って喰っていけるのか?」
「資格だけ取っても、契約が取れなければ喰えないぞ。喰えないCFPめ」
と定例のミーティングで、「大勢の募集人の前で罵倒されまくる」日々。
信賞必罰という言葉もあるように。
成果は成果として認め、
不足するところは不足するところとして、改めるように指導しなければ。
「成果」も「不足」も、同じように否定されまくったのでは…育たない。
それどころか、自分の行動と経験に対し、自信と責任が持てなくなる。
そして、お客様への後ろめたさが募り…最悪の場合、「自分に疑い」を持つようになる。
師匠の下にいた3年間&使用人として所属していた代理店の3年間。
これらの期間というのは、
何が「正しく」、何が「誤ったこと」なのか、それすらも判断が出来ない日々。
今は師匠もいないし、社長もいない。
そろそろ、「喜べる時」には、素直に喜びたいと思うようになりました。
このコラムの執筆専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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