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小川 正之
マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社 COO(最高執行責任者)
東京都
ファイナンシャルアドバイザー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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金融業界にも「セカンドオピニオン」

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日本の医療分野でも「セカンドオピニオン」が一般的な制度として認知されつつあります。

医療分野のみならず、その他の分野でもセカンドオピニオンがあったら嬉しいと思いませんか?

私が専門としている“お金”の分野(金融業界)では、特にその必要性を強く感じます。



セカンドオピニオン」とは?

セカンドオピニオンをご存知でしょうか?

主に医療分野で用いられる用語です。

セカンドオピニオンとは、よりよい判断・決断をするために、主治医以外の専門的な知識を持った第三者に求める“意見”や“意見を求める行為”ことです。(主治医の第一の意見はファーストオピニオンと言います。)



「セカンドオピニオン」が生まれた背景は?

セカンドオピニオンの考え方は、民間の医療保険が発達した米国において、患者(被保険者)の治療にかかるコストを抑制する目的で保険会社により考え出されたものと言われています。医療費を支払う保険会社としては、同一の疾患に対しては、より低い料金で治療することができる医療機関を選択したいと考えます。そこで、現在患者がかかっている医療機関とは別の第二医師の治療方針に関する意見を聞き、費用対効果を比較対照する必要が生じました。

セカンドオピニオンが米国で生まれ出た背景には、医療費の抑制という極めて現実的な理由が存在していました。その後、この理念は本来の枠組みを越えて、より積極的な機能を担うようになりました。経済的なインセンティブを離れて、患者が自ら受ける治療法やその後のライフスタイルを選択し、その価値観を主治医と共有する。そのために必要となる医学的知識の補助手段として、セカンドオピニオンが活用されるようになっています。



セカンドオピニオンを利用(活用)するには?

まずは主治医にセカンドオピニオンを利用したい旨を伝えます。「主治医に失礼な気がして言い出せない…」という方もいるかもしれませんが、最近ではセカンドオピニオンは一般的な制度として認知されてきています。主治医としても、患者が治療に関する知識を高めた上で納得して治療に専念してもらえるのであれば、嬉しいことだと思います。

しかしながら、主治医にも色々な性格の方がいると思いますので、言い方には気を付けた方が良いかもしれません。例えば、「息子が、私の病状がそんなに悪いなんて信じられないからセカンドオピニオンを使わないと不安だ、と言うのです。私としては、○○先生のことを信頼してますので全てをお任せしたいのですが、息子の意見も無視できずに困っています。○○先生にスムーズに治療を進めていただくためにも、セカンドオピニオンへの紹介状をお願いできませんか?」というような言い方はどうでしょうか?また、民間の保険会社で加入している保険商品に、セカンドオピニオンサービスが付いていることもありますので、「保険会社の人から、保険に加入している皆様へのサービスだから是非使ってみて、と言われて…」と言うのも一つです。(この言い方は私が考えた一例に過ぎませんので、成功を保証するものではありません。それぞれの状況に応じて言い方を考えてみてください。)

治医から受け取る紹介状(診断情報提供書)や検査結果(診断情報)を持って、セカンドオピニオンに相談することになります。主治医から他の医師を相談してもらうという方法もありますが、自分で探したり知人に紹介してもらう方法が一般的です。インターネットで主治医が診断した“病名”+“セカンドオピニオン”というキーワードで検索するという方法もあります。

ご注意点としては、費用です。基本的には、保険適用外で全額自費負担です。診療扱いではなく相談扱いとなるため保険適用外となり、相談時間に応じて費用がかかるのが一般的です。



金融業界(銀行、証券会社、保険会社、FP) のセカンドオピニオン

“命の次に大切”と言われたり“命よりも大切”と言う人もいる“お金”の分野にもセカンドオピニオンがあった方が良いと思いませんか?

 「ハウスメーカーに勧められた銀行の住宅ローンなんだけど…」

 「証券会社で投資信託を持っているんだけど…」

 「保険ショップで勧められたこの保険は…」

 「FPの人に相談したらこう言ってたけど…」

 「資産運用の相談で金融機関に行こうと思うんだけど…」

上記の様なご相談は非常に多いです。皆様はいかがでしょうか?

金融商品を販売することで収入を得ている金融機関では、お客さまのご意向を尊重しつつも収益(金融商品を販売すること)が重視される傾向が強いと感じます。その結果、お客さま自身が理解できていなかったり、疑問を感じていることも少なくありません。「本当に自分の考えに合っているのだろうか…」そう思われた方は、第三者に意見(アドバイス)を求めるのも良いと思います。


弊社は金融商品の販売や仲介を一切致しません。金融業界での業務経験豊富なアドバイザーが、ご相談者様の立場でアドバイスを提供します。セカンドオピニオンとして活用いただいているご相談者様も多いです。

ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にお申し付けください。


マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社

http://www.money-advisers-tokyo.com/

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