- 藤島 淑子
- 株式会社インディプロス 代表取締役/コンサルタント
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
人事コンサルタントの使い方 (4)コンサルタントも十人十色
先日、社内の変革チームとコンサルタントとの役割分担やチームワークの
重要性に関するコラムを書きましたが(⇒こちら)、
そのためには、コンサルタントのタイプをしっかり見極めていただくことが、
とても大切だと考えています。
“コンサルタント”といっても十人十色。
いろんなタイプがいて、そのタイプによって、活躍できる場面や、
変革チームとの役割分担のあり方は違ってくるのです。
ここでは、代表的なコンサルタントのタイプについて、ご紹介してみたい
と思います。
○専門家の先生タイプ
何か特定の分野(法律や特定の理論など)に深い専門性があって、
その知識や経験に基づいてクライアントに気づきやソリューションを
提供していくタイプ。
明確な課題や問題があって、そこに専門的見地から絶対的な解を示して
ほしい場合、あるいは、研修やセミナーによって、理論に裏付けられた
説得力ある説明が欲しい場合等に、絶大な力を発揮しますね。
○現場入り込みタイプ
現場に入り込み、社員一人ひとりとコミュニケーションをとりながら、
現場の課題一つひとつに対してじっくり取り組んでいくタイプ。
外部の人(特にコンサルタント)に対して何らかのアレルギーがある
現場や、現場の実態を深く知らないと解決できな状況にあるケースの
場合は、このようなコンサルタントでないと受け入れられませんね。
○問題解決プロフェッショナルタイプ
様々な理論や分析力を駆使しながら、本質的な問題解決ソリューション
をズバッと提供するタイプ。
経営視点で、全社の課題をトップダウン的に解決していきたい場合には、
経営パートナーとして、このようなタイプのコンサルタントが大活躍
します。
○クリエイタータイプ
アイディア豊富で、社員に受けるキーワードや施策をセンス良く考え出し、
組織を元気にしたり社員の意識変革のキッカケを投げかけるのが
得意なタイプ。
組織風土や社員のマインド変革のために、即効性のある施策が欲しいとき
などに重宝します。
・・・などなど、得意分野や志向性によって、いろんなタイプがいるんですね。
コンサルタントを選ぶときには、提案の内容ももちろん大切ですが、
もともとのタイプがどんなコンサルタントなのか・・・という点にも注意をして
選定すると、良いチームワークが築けると思います。