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ますいいではこのように塗装工事や左官工事、簡単な造作工事などをセルフビルドで行うことがしばしばある。もちろんやった分だけコストダウンになる。建築工事費の半分は人件費に使われるといわれているので、その人件費を少しでも節約できるセルフビルドはコストダウンへの近道だ。
実際に、ビニルクロスと同じ値段で漆喰の壁にすることが出来るのも、人件費というものがいかに高いかを物語っている。
素人が施工をするということは多少は粗い仕上げになる可能性があるということだ。しかし、家は使っているうちに古くなっていくもの。多少の荒さは言い換えれば「味」ともいえるものだろう。
過度に精度の高い収まりを期待することで日本の家の値段はだいぶ上がってしまっているように感じる。
おおらかに作ろう。おおらかに暮らそう。それがセルフビルドの考え方なのである。
