- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
もとに具体的な事例を含めて紹介して行きます。
復習の意味で、「相手の心をつかむ方法」のポイント
■お金は相手に払わせる前に、こちらで先に払う
■ビジネス展開していく上でのコスト投下で、無駄なコスト投下はない
■懇親を深める意味での「飲み会」は非常に重要である
■「ここまでしてもらえるのか」と思わせるくらいの気分を相手に味あわせる
■ビジネスの話のときは集中してビジネスの話をし、ハメをはずすときは
しっかりとハメをはずす。
■相手の利益を最優先に考えた言動をとる
今日は、
■お金は相手に払わせる前に、こちらで先に払う
■ビジネス展開していく上でのコスト投下で、無駄なコスト投下はない
について。
函館に来た際に、この函館の社長、絶対にこちらにお金を払わせてくれ
ません。お金を払おうとすると、「函館は俺の街だから絶対に払わせ
ない」と。こういう場面、他の社長様にも同じようなことをされた経験が
あります。ここで払ったら領空侵犯。
この心理、非常に興味深いです。
お金を相手に払わせない。逆に自分で全て支払ってしまう。
ビジネスの場面では良くあることですが、おごった、おごらないの低
次元の話ではなく、そこには、経営をしている人たちの心の動きが
大きく見て取れます。
単純に相手に払わせないのではなく、自分が払うことで、実は話が有利に
進むことが多いのです。また、こういう毎日を送っていると、いざという
ときに助けてくれる人が多い。そして、敵を作らない。
お金の使い方も千差万別ですが、ビジネス展開をしていく上で、一見、
無駄に見えるコスト投資も、実は長い将来を見た場合、非常に有効に
作用することが多々あります。
私も出来る限り、自分から先に出すように心がけ、気持ちよく相手と
商談に入るようにしています。
無駄と思わずに将来への投資と考えて、コスト投下をしてみてください。