生命保険、目的により選びましょう。

　生命保険選びにおいて大切なことは、自分にあった保険種類を選びと保険会社選びになります。保険は確率からできているため値引きセールはありません。よって、保険料だけ見ていると失敗します。まずは加入目的を明確にし、その目的にあった保険種類選びが重要になってきます。また、一つの保険会社で全ての種類の保険に加入すると保険料は高くなるか、内容が悪くります。日本は競争社会ですので、全ての保険種類が他の保険会社よりも優れていることはありません。

１、葬儀費用の準備

人はいつか亡くなります。ただ、いつなくなるかわかりません。よって、保障期

間が一生涯の保険を選びましょう。保険は長期ですのでインフレリスク（※）を考

慮し検討しましょう。

・・・終身保険、変額保険（終身型）など

２、遺族の生活費、教育費などの準備

保険期間を決められます。解約返戻金のない保障期間が一生涯ではない保険

が適しています。

・・・収入保障保険、定期保険など

３、入院時の準備

手元の預貯金との兼ね合いになりますが、基本的には保障期間が一生涯の保険を選びましょう。

・・・医療保険など

特定の病気の時に多くの給付をもらいたい場合には、特定（三大）疾病保険、

がん保険、女性疾病保険、先進医療保険などを特約（オプション）や単独での

加入の検討をしましょう。

注意点として同じ名前でも給付内容が違っていますので、内容をよくチェック

して下さい。

４、老後の生活資金の準備

老後の生活資金の準備はインフレリスク（※）を考慮にいれ検討しましょう。

個人年金保険、変額個人年金保険、外貨建年金保険など

５、教育費の準備

インフレリスク（※）を考慮に入れ検討しましょう。・・・学資保険、低解約型終身

保険など

６、介護のときの準備

介護状態になった場合に施設介護、在宅介護どちらがいいのかを良く考え、保

険でどのくらいカバーすべきかを検討しましょう。・・・介護保険

７、相続の準備

保険期間が一生涯の保険を選びましょう。保険は長期ですのでインフレリスク

を考慮し検討しましょう。・・・終身保険、変額保険（終身型）など

（※）インフレリスクとは、物価上昇による貨幣価値の下落リスクです。低金利の時代に金利を長期で固定した場合に発生します。