
「この店では、いまアルバイトかパートの募集はしていませんか?」
あるレストランでは、毎週2~3人のアルバイトの応募者が来ます。
しかし、実はこの店では、「アルバイト募集」の告知や広告を一切していないのです。
にもかかわらず、応募者は後を絶ちません。
それはなぜなのでしょうか?
私は、「店長育成コンサルタント」としてよくこう言う質問を受けます。
「良い店のバロメーターって何でしょうか?」
もちろん、売上や利益、お客様満足度の高さや、スタッフの仕事への満足度の高さもそのひとつです。
しかし、私はまた別のバロメーターを答えます。
それは、
「アルバイトの募集費用がゼロ円のお店」
なのです。
昨今、飲食店では、アルバイトの募集費用が高騰してきています。
景気が回復し始めると、真っ先にアルバイト不足に陥ってしまう業界、それが飲食店だからです。
その為、多くの飲食店では、働き手を採用するために「募集広告」「募集告知」を行っています。
あるファーストフードでは、店内に募集のための告知ツール(ポスター、チラシ、パンフレット、バナーなど)が、なんと70ヶ所に及ぶという異常な状態になっていました。
この店では、全ての客席に「アルバイト募集」の告知がされていたのです。
お客様は、こう言う店で「楽しく食事が出来る」のでしょうか?
そんな店がある一方で、冒頭のレストランは、アルバイト募集の告知をしていません。
ポスターもバナーも何も出していません。
しかし、応募や問い合わせが後を絶たないのです。
その理由を応募者に尋ねてみると、彼女たちは一様に
「この店で働いてみたかったから」
と言います。
この店のスタッフや店長がとても楽しそうに仕事をしていたから、同じ働くのならばこう言う店で働いてみたいと思ったそうなのです。
これこそ、、、、この「楽しそうに働いている様子」こそが、一番の募集広告なのです。
こう言う店では、募集のための費用は一切かかりません。
そして、常にスタッフの数が安定しているので、募集時給を上昇させていく必要もありません。
さらに、わがままで自分勝手な「シフト希望」を出すスタッフも出てきません。
この状態で「良い店」でない訳がありませんよね。
お客様から見て「スタッフが楽しそうに仕事をしているこの店で働きたいと感じる店」。
つまり、これが、「良い店」と言う事なのです。
さて、あなたのお店では、年間のアルバイト募集費用はどれくらい掛けていますか?
スタッフは心の底から仕事を楽しそうにしていますか?
そしは、お客様に伝わるくらいのレベルの「楽しそうな様子」ですか?
それが、実現していたら、きっとお客様からこう言われるようになります。
「この店では、いまアルバイトかパートの募集はしていませんか?
この店で是非、皆さんと一緒に働いてみたいのです。」
※冒頭の写真は、あるマクドナルドの店の募集告知の様子です。
あまりにも多くの告知が店内にあふれていました。OBとしてとても悲しい状態です。
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