こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
「わたし、優しくないんです」
というお悩みをうかがうことがあります。
優しくないという部分に悩むということは優しくしたい気もちがあるってことなんですよね。
じゃあ、なぜ出来ないのか?というと
「私って、特別だから」
という思いが心のどこかにあるからなんです。
この場合の特別は、特別に素晴らしいという意味ではなくて
「特別おかしい」
「特別悪い」
「特別酷い」
というような感じでネガティブな方の特別だという意識です。
「こんな特別な私」って、ごく当たり前の幸せを受け取っていいと思いますか?
いいえ。
人並みに愛されていいわけありません。
優しくしてもらっていいはずがありません。
だって、私は特別におかしくて、悪くて、酷い存在なんだもの。
幸せも優しさも、こんな私には相応しくありませんよね。
ほんのわずかな幸せさえも恐れ多くて受取れませんよね。
だから優しさや愛情を注がれても、「結構です」と遠慮してしまうんです。
優しさや愛情を注いだ側にとって、その様子は「冷たい人」かもしれません。
誤解されて、だんだん人が寄り付かなくなっていきます。
もし、人が寄り付かなくなった私から優しくされたら、相手は嬉しいでしょうか?
まさか。
だって、こんな私の優しさなんて、迷惑でしかないでしょう?
だから優しくしたい気もちがあっても、優しくできなくなってしまうんです。
そのため周りの人からは、気の利かない人と思われてしまうこともあります。
この「特別におかしくて、悪くて、酷い」という思い込みは、何年か前まで、私も持っていました。
自分が普通の生活をすることが許せなくて、お布団に寝ないで硬い床の上で寝たり、皆さんと同じ時間に働くのが申し訳なくて、わざわざ夜中に働いたりしていました。
身の丈に合わない贅沢のような感じがして、ごく普通の生活ができなかったんです。
親切にしてくれる人からは逃げてました。
逃げている間は、親切にされる機会が減りますから安心できたんです。
それでも優しくしてくれる人がいると
「余計なことしないでよ!!」
って心の中で怒ってました。
過分に気にかけてもらうようで負担だったんですよね。
そんな状態でしたが、抜け出すことが出来ました。
そして、今では誰かの優しさを受け取ること、誰かに優しくすることに抵抗がなくなりました。
「私は優しくない」
ということで悩んでいるなら、心配することはありません。
自分に対する「特別におかしくて、悪くて、酷い」という誤解を解くことで、道は拓けます。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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