- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
修祓「シュバツ」
神々に御供えする神饌、使用する祭具、祭典に参加する人々、をお祓いする(お祓いをうける際は軽く頭を下げる)
降神「コウシン」
神々を神籬(神がしばらくの間留まる処)にお迎えする(神主が神々をお迎えする間しばらく軽く頭を下げる)
献饌「ケンセン」
神々に神饌を御供えする
祝詞奏上「ノリトソウジョウ」
この土地に家屋を建てることを神々に報告し、工事の安全を祈る(神主が祝詞奏上する間軽く頭を下げる)
清祓い「キヨハライ」
土地の四方をお祓いし清める
地鎮の儀「ジチンノギ」
盛り砂にて 刈初(設計者)鎌で草を刈り取る
穿初(施主)鍬で盛り盛り砂を起す
鎮物埋納(神職)鎮物を納める
土均(施工者)鋤で盛り砂を均す
(「エイ、エイ、エイ」と掛声をかけ三度動作をする)
玉串拝礼「タマグシハイレイ」
玉串を捧げ神々に家屋を建てる旨報告し、工事の無事を祈る(玉串拝礼の作法で神職、施主、参列者の順に拝礼)
撤饌「テッセン」
神々に御供えした神饌をお下げする
昇神「ショウシン」
神籬(ヒモロギ)においでいただ神々に戻っていただく(神主が神々を送る間しばらく軽く頭を下げる)
ちなみにこの中でお施主さんがやらなければいけないのが、地鎮の儀「ジチンノギ」と玉串拝礼「タマグシハイレイ」だ。
地鎮の儀では、砂で作られた小さな山を鍬で起すようにすればよい。回数は3回。掛け声はえいえいえい。えいえいおーではないのでお間違いなく。
玉串拝礼では、
一、玉串(榊)を受け取る。このとき右手が榊の根元、左手が枝になるように受け取る
二、御神前に進む
三、根元が御神前に向くように時計回りに廻してお供えする
四、二礼、二拍手、一礼の作法で拝む
を行えばよい。ちなみに神社での拝む基本はとにかくこう。
一、二礼(深く二度礼をする)
二、二拍手(拍手を二度うつ)
三、一礼(深く一礼する)
この神社での参拝の作法はどこに行っても同じなので覚えておこう。
せっかくなので一般的なお供え物の例を書くとこのような感じだ。
お供
米(小皿に少々)日本酒 塩(小皿に少々)水(コップ一杯)
餅(お供え餅一重ね)
魚(尾頭付き 鯛など)
乾物(スルメ、コンブ、ワカメ、等)
野菜(大根、人参、なす、きゅうり、キャベツ等)
果実(りんご、みかん、バナナ、梨等)
品物の種類、数には制限は特にない。