こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
頭が痛いので、頭痛薬を飲みました。
身体が痛むときには、こんなふうに痛み止めを飲めばいいですが、心が痛いときにはどうしたらいいでしょう?
心が痛くて痛くてどうしようもないとき、人は何かに依存することでその痛みをごまかそうとすることがあります。
その「何か」というのは、お酒とかギャンブルとか過食などの刺激が強いものであることが多いです。
刺激が強いから感覚が麻痺して、心の痛みがまぎれるんですよね。
そしてその何かに依存すると、多くの場合
「ああ~。またやっちゃったよ~」
という感じで、罪悪感がついてきます。
この痛みというのは、遠い昔に親などの大切な人から拒絶された痛みであることが多いです。
かなり年季の入った深い傷ですよね。
自分の痛みがあまりにも強烈だと、その痛みを紛らわすことを最優先にするため、自分では気づかないうちに周りにいる人を傷つけてしまっていることが多いです。
例えば、パートナーと親密になろうとすると、過去の「拒絶された痛み」が上がってきて、とても苦しくなってしまうというケース。
彼女とは、どうにか上手くやっていきたい。
でも仲良くなろうとすればするほど、過去の痛みが疼いて疼いて、もうどうしようもなくなってしまう。
その痛みをどうにかしたくて、浮気してしまう人もいるんです。
浮気相手を大事にしたいとかじゃなくて、ただ痛み止めとしての「ドキドキ」が必要なんです。
そうやって、彼女を裏切り、浮気相手を傷つけることで、自分が痛みが緩和でき、そのおかげで彼女との付き合いを続けていける・・・
その人が彼女と向き合うためには、浮気という痛み止めがどうしても必要なんです。
本人は、周りを傷つけている感覚に乏しいです。
そのくらい切迫した状態なんですね。
この手の浮気がバレたとき、大抵、彼からは
「好きなのはお前だけだ」
という言葉が出てきます。
不誠実な男の、しょうもない言い訳としか受け取ってもらえないことが多いですが、嘘じゃないんです。
気づいて欲しいのは、彼は自分の痛みを隠していたということです。
「こんな自分、見せられない」
「自力でなんとかしなきゃ」
そんなふうに一人で抱え込んでいたんですよね。
もし見せてしまったら、あなたに嫌われてしまうんじゃないかって怖かったんですよ。
そこに、あなたに対する愛情を見てあげることは出来そうですか?
あなたに不足があるわけじゃなく、大事で、大好きで、失いたくなくて、もっと深い関係になりたいから、浮気してしまうっていう人もいるんです。
「その傷を取り除くにはどうしたらいいですか?」
とよく訊かれます。
その傷も彼の一部です。
心の傷は取り除くものじゃなくて、愛してあげるものなんです。
もちろん本人には、その傷を癒す責任があります。
でも、周りにいる人がしてあげるのは、彼が嫌って隠してきた傷を愛してあげることなんです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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